陸上の日本選手権男子100メートル決勝。午後8時半スタート。
ドキドキしてその瞬間を待ちました。
東京五輪の参加標準記録をもつ選手が5人も。3位以内に入ればそのまま代表決定。
持ちタイムを反映した結果になるのか。それとも意外な展開になるのか。
わずか10秒の勝負にこんなに濃い内容が詰まっているとは。濃密な時間がやって来ました。
レース。
スタートは問題なし。多田修平選手が予想通りの前傾姿勢を保ち、一歩前へ。山縣亮太選手もさほど遅れはとらず、多田選手を捉えそうな勢い。桐生祥秀選手はちょっとついてゆけない感じ。
中盤、山縣選手が勢いを増し、サニブラウン・アブデル・ハキーム選手も後半に力を発揮しそうに見えました。
しかし、多田選手が粘った。粘ったどころか終盤ではもう一度加速して前へ出て1着でゴールイン。タイムは10秒15。
2位にはわずかな差で伏兵の東海大学デーデー・ブルーノ選手(10秒17)。
3位以下は団子状態でよくわかりませんでしが、山形選手が3位(10秒27)。4位は小池祐貴選手(10秒27)。5位は桐生選手(10秒28)。6位にサニブラウン選手(10秒29)。
順位を見るとやや意外な結果。しかし、勝負はこんなものなのでしょうね。
多田選手、おみごとでした。