惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

男子100メートル

2021-06-25 21:22:57 | スポーツ

 陸上の日本選手権男子100メートル決勝。午後8時半スタート。
 ドキドキしてその瞬間を待ちました。

 東京五輪の参加標準記録をもつ選手が5人も。3位以内に入ればそのまま代表決定。
 持ちタイムを反映した結果になるのか。それとも意外な展開になるのか。
 わずか10秒の勝負にこんなに濃い内容が詰まっているとは。濃密な時間がやって来ました。

 レース。
 スタートは問題なし。多田修平選手が予想通りの前傾姿勢を保ち、一歩前へ。山縣亮太選手もさほど遅れはとらず、多田選手を捉えそうな勢い。桐生祥秀選手はちょっとついてゆけない感じ。
 中盤、山縣選手が勢いを増し、サニブラウン・アブデル・ハキーム選手も後半に力を発揮しそうに見えました。
 しかし、多田選手が粘った。粘ったどころか終盤ではもう一度加速して前へ出て1着でゴールイン。タイムは10秒15。
 2位にはわずかな差で伏兵の東海大学デーデー・ブルーノ選手(10秒17)。
 3位以下は団子状態でよくわかりませんでしが、山形選手が3位(10秒27)。4位は小池祐貴選手(10秒27)。5位は桐生選手(10秒28)。6位にサニブラウン選手(10秒29)。

 順位を見るとやや意外な結果。しかし、勝負はこんなものなのでしょうね。
 多田選手、おみごとでした。


白鼻芯

2021-06-24 20:53:09 | 市民農園

 朝、畑へ行くとキュウリが蔓についたまま齧られていました。

 齧ったのはハクビシンか、はたまたカラスか?
 昨日はカラスの脅威を書きましたが、これはハクビシンのようです。カラスだと嘴でついばんだ痕跡が残ると教えてくださる方がありました。

 空中からも、地面からも、野菜を狙うやつがいるんですね。まいったぜよ。


2021-06-23 21:15:19 | 市民農園

 みずほニューメロン(マクワウリの一種です)にうどんこ病が出ているので、またドクダミ汁を絞りました。
 庭のドクダミを刈り取り、擂り鉢で叩き潰し、すり潰して、布巾で包み、ギュッと絞ります。
 今シーズン、早くも5回目。うどんこ病にはもうこれしかないという感じでお頼みしております。

 で、夕方、搾り汁をスプレー容器に入れて、畑に出かけました。
 市民農園に人影はありませんでした。が、カラスがいっぱい。

 私が到着した時には、入口近くの畑で多数が群れて、何かしています。農園に足を踏み入れると、カラスは飛び立ち、近くの電線へ。

 この写真には16~17羽しか映っていませんが、右手の電線にこの倍くらいはいたので、全部で50羽ほど?

 畑を見ると、食い散らかされたキュウリやピーマン、枝豆の残骸があちこちに。すぐ後からやって来た人が言うには「トウモロコシもやられた」とか。
 私の畑は今のところ大丈夫のようでしたが、よく見ると、スイカの実が1か所、えぐり取られています。嘴で突っついた跡でしょうか。

 なんとかしなくては。

 慌てて自宅に取って返し、鳥獣害防止のネットをかき集めてまた畑へ。
 とりあえずスイカのまわりを囲みました。雨除けのビニールシートを張ってあるので、上空からは近寄れないはず。
 トウモロコシはすでにハクビシン除けのネットで囲ってあったのですが、さらに上にネットを張って、カラスも近寄れないように。

 あと、キュウリやトマトやパプリカが気になりますか、今日はこれまで。
 まだまだ対策が必要かも。


2021-06-22 21:05:40 | 野鳥

 一昨日、ツバメの子育てを見たと書きました。
 今日、また出かけて行って、カメラで撮影してみました。

 動画から抜き出したひとコマです。
 ヒナは全部で5羽。親鳥が飛んで来るたびに嘴を大きく開いて餌を要求しています。凄い生命力。

 巣があるのは、我が家から100メートルほと離れた塗装屋さんの作業場兼車庫の入り口。バス通りに面した賑やかな場所です。

 ツバメが人目につく場所に巣を作るのは、人間に見守ってもらうことて、他の鳥や獣、ヘビなどの天敵から雛を守るためだと聞きました。
 日本列島では、縄文時代頃からずっとツバメが人家に巣を作ってきたのでしょうか。
 その前はどうしていたのか?

 ツバメに聞いてみたいものです。


雄花雌花

2021-06-21 21:03:57 | 園芸

 この夏、私が育てているウリ科の野菜類は、キュウリ、小玉スイカ、みずほニューメロン、クインシーメロン、ゴーヤの5種類。ナス科と並んで、ウリ科は夏野菜の主役です。

 ウリ科の植物の花は雄花と雌花にわかれているのが特徴。でも、雄株と雌株があるわけではなく、ひとつの株から出た蔓に雄花と雌花がつきます。「雌雄異花」と呼ぶそうです。
 どうせひとつの株に咲かせるのなら、多くの花のようにおしべとめしべを併せ持つ「両性花」の方がいいのではないかとも思いますが、花の咲き方を見ていると、雌雄異花にもそれなりの理由があるようです。

 これはゴーヤの雌花ですが、花の付け根が大きな子房になっていて、ここが実になるのだなとわかります。

 雌花は雄花よりかなり遅れて咲きます。
 ウリ科の植物は育ってゆくと、まず雄花をつけ、しばらくして、植物体全体が大きくなり、「体力」がついてから雌花をつけます。その数は雄花よりずっと少ない。

 考えるのに、雌花をつけるのにはエネルギーがたくさんいるのでしょう。だから、大きくなってからやっとつけることができる。そうして、注ぎ込んだエネルギーを効率よく次世代に伝えようと、確実に種ができるものを結実させる。受粉したはずの雌花でもそのまま萎れてゆくのがけっこうあります。
 実を太らせるのにはさらに多くのエネルギーを要しますが、その実を動物が食べることで繁殖域を広げることができる。

 一方、早々と、しかもたくさん咲く雄花は、花粉によって自分の遺伝子をあちこちにバラまこうとしているのだと思われます。花粉は子房よりずっと楽に作ることができますからね。

 雌雄異花のウリたちは、こういう戦略で子孫を残し、遺伝子を拡散させようとしてきたのではないでしょうか。
 一方、両性花には両性花なりの、また雌雄異株には雌雄異株なりの、戦略とメリットがあるはず。いずれ考えてみたいと思います。