金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

宿沢さんを悼む

2006年06月18日 | 日記・エッセイ・コラム

18日朝コーヒーを飲みながら新聞を読んでいると、「突然宿沢 広明さん、群馬県の山を下山中心筋梗塞で急死」の記事が眼に入りびっくりした。宿沢さんはラグビーの元日本代表監督などを努めたラガーマンにして、三井住友銀行の役員だった。面識はなかったが同年代の文武両道の人としてエールを送っていただけに誠に残念である。

心筋梗塞は血栓で冠動脈がつまり、心臓に血液が行かなくなる結果死に至る病だ。激しい運動の最中に起きるとは限らずむしろその前の激務・過度の疲労・睡眠不足・精神的角のストレスが引き金になると聞く。宿沢氏とは個人的な面識がなかったので具体的なことは分らないが、メガバンクの資金運用部門の責任者としてかなりのプレッシャーがあったことは想像に難くない。激務だったのだろう。

同年代のエースの死に心から哀悼の意を表したい。黙祷。

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アンジェリーナ・ジョリーの出産

2006年05月30日 | 日記・エッセイ・コラム

日によって有名人に関するニュースが多い時と少ない時があるが、今日(5月30日)など多い方ではないだろうか?死亡関連では岡田真澄さんとロシア語通訳でエッセイストの米原万理さんの逝去が報じられていた。少し変わったところではアンジェリーナ・ジョリーが、アフリカはナンビアでブラッド・ピットの子供を生んだという話。

私は今の今までアンジェリーナ・ジョリーに特段の関心がなかったが、彼女が出演した映画「すべては愛のために」(原題 Beyound Borders)に関するちょっとした思いでがあるので、少し彼女のことを調べてみた。なに、調べるといってもインターネットで百科事典Wikipediaを拾い読みするだけである。なおちょっとした思い出は最後に述べよう。

英語版wikipediaによると、ジョリー(Angelina Jolie)はロス・アンゼルス生まれの30歳。Angelinaはイタリア語で小さな天使という意味だそうだから、ロス・アンゼルスと多少因縁がありそうだ。さてジョリーは2度結婚して2度離婚。自分が生んだ子供はいないが、二人の養子を持っている。30歳というと我が家の長女より2つ年上なだけだが、まだ一回目の結婚話もない(と父は思っているが)娘に較べて何とも忙しいことである。

ジョリーは自分はバイセクシュアルと公然と言っている。幾つか刺青をしていることでも有名だ。People's Magazineという雑誌では世界の100人の美女の中でも最も美人に選んでいる。

このPeople誌には、Wikipediaからリンクが貼ってあってクリックすると直ぐ飛んでいけるので、とても便利だ。Wikipediaというのは、ボランティア的に運営されている百科事典で日本語版もあるが、英語版の充実ぶりは凄いものだ。

さてPeople誌の最新版によれば、ピットはジョリーの二人の養子を養子とする手続きを行なうそうだ。これが結婚へのステップになるらしい。日本的に考えると結婚すれば、養子は自動的に自分の養子になりそうな気がするのだが、海外ではそうではないようだ。

というようなことが分かったが、このアンジェリーナ・ジョリーという女優、奔放さというか自己主張の強さといった点で日本の30歳程度の女優とはかなり違いそうだ。

ところで映画「すべては愛のために」に関するちょっとした思い出というのは、この映画が上映された2年位前、私には色々な話をした若い女性の友達がいて、この映画の感想等もメールや電話で話をしたことを思い出したことである。その人はジョリーとは正反対の大人しい日本的な人と私には思えたが、映画には感動していた様だ。ひょっとすると女性の中には大なり小なりジョリーが住んでいるのかもしれない。

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女性の友人に写真集を贈る

2005年11月20日 | 日記・エッセイ・コラム

年下の女性の友達が暫く暮らすため渡米するというので、餞(はなむけ)に手作りの写真集を贈ることにした。手作りといってもインターネットを使って依頼すると1週間弱で写真集が出来るので誠に便利だ。今回写真集の作成を依頼したサイトはhttp://www1.photoback.jp/home.aspxで作成会社は コンテンツワークス株式会社という。なお同社には株式会社講談社 (30%)、株式会社小学館 (30%)、富士ゼロックス株式会社( 30%)、マイクロソフト株式会社( 10%)が出資しているので氏素性への懸念は少ないだろう。 ( )内は各々の出資比率。

album 

上は今回友達に贈った写真集だ(左は表紙、右は中身の例)。サイズは12cm×12cmと小振りだが写真は36枚入る。料金は1冊1,890円だ。従って写真1枚52円程度の見当なので高いという程ではない。なお製作コストや送料は作成部数が増えるのに伴い逓減するので今回もう1部造り京都の両親に送ることにした。さて年老いた両親は息子が今も元気に山に登っていることを祝すであろうか?それとも危ないことは程々にしろと言うのだろうか? 

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生き方の4本柱

2005年03月31日 | 日記・エッセイ・コラム
明日(4月1日)からペイオフが全面解禁になる。もっとも決済性預金は全額保護されるので、尻抜けだという議論もある。
とはいえ資産運用について「自己責任原則」一層強調される傾向にあることは変りはない。

ところで資産運用の大原則は「分散投資」だ。特に年金性資産のように長期の資産については「日本債券」「日本株」「外国債券」「外国株式」の4資産に分散投資することがリスク(変動性)を軽減する上で好ましいと言われている。

さて「自己責任原則」はややもすれば資産運用との関連で語られることが、多い様だが私は本当の自己責任の問題は生き方そのものにあると思う。

そこで人生の柱を次の4つに分けて考えてみた。
「職業人としての側面」「家庭人としての側面」「市民としての側面」「一個人としての側面」である
「一個人としての側面」というのは、例えば「趣味」「宗教」を追求する自己である。

私はこの人生における4つの側面の内容と組合せが、文化あるいは文明を規定していると思う。
「文明間の摩擦」とはこの人生における4つの側面の内容と組合せの違いに起因すると考えられる。

たとえばイスラム文明、これは一個人特に宗教のウエイトが高い文明だ。
西欧特に英米はこの4本柱のバランスが比較的良いと思われる。

日本はどうだろうか? 従来日本は「職業人としての側面」が他の側面に対して非常に高かった様に思われる。
会社中心の人生だ。

さて私は「自己責任の時代」とは、この人生の4本柱を見直し、そのウエイト付をもう少しバランスの良いものにすることではないか?と考えている。
平たくいうと会社にウエイトのかかり過ぎた人生を再設計することだ。

そうすることで、資産運用に即して言えば「人生のリスク」=予期せぬ変動に対する抵抗力が増えていくのではないか?

昔(江戸時代とか)の日本人はもう少しバランスが取れていた様だ。だから幕末に日本に来た外人(例えばペリー提督)も、
日本人の質の高さに驚嘆し、土足でこの国に上がることを躊躇した。

別に欧米に迎合することはないが、少し人生の4本柱を見直し、バランスの良い人生を送ることを考える様になれば、日本人はもっと国際社会で受け入れられるだろう。

人生のバランスを考えずに、資産運用面の自己責任だけが強調されるとまたゆがんだ人生が出来てしまう。
私はそのことを懸念する・・・・・・


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