米国の株式相場には有名な格言があります。それはAS january goes, so goes the year.というものです。
1月の株価の動きがその年の株価のパフォーマンスを予測するという意味です。インデックスアナリストによると1928年以降S&P500の1月のリターンが+だった年は8割株価が上昇したということです。また1月の株価が下落した年は約56%の割合でその年は株価が下落したということです。
今年の1月の株式相場は大荒れでしたが、S&P500は配当まで入れると2.8%のプラスでした。
相場の格言を信じるなら今年の株式相場も昨年同様プラスになることが予想されます。
しかし多くの人は1月の株式相場の乱高下から異なった予想を得たと思います。それは「トランプ政権になって関税問題など想定し難い事態が発生し、相場のボラティリティが高まるだろう」という予想です。
今年に入ってウォールマートやコストコといった生活必需品大手の株のパフォーマンスが上がっています。ウォールマート11.53%、コストコ11.52%で、これはS&P500の2.66%(2月4日現在)を大きく上回っています。
ディフェンシブ銘柄が買われているのですね。1月の相場は、今年の相場は予想が難しいので、ディフェンシブ銘柄にシフトしておいた方が良いということを教えているようですね。