金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

イタリアンとホタルのゆうべ~フォーシーズンズ

2012年06月25日 | レストラン・飲み屋

昨夜(6月24日)家族でフォーシーズンズホテル椿山荘に食事に出かけた。少し遅い僕とワイフの誕生日祝いである。さらにはサラリーマン現役引退慰労会でもある。元々は三田の綱町三井倶楽部に行き新緑の庭園を散歩した後、食事をすることを考えていたが、ブライダル・フェスティバルで終日埋まっているということなので、フォーシーズンズに変えた次第。ここもまた都心の中では緑にあふれている。しかも庭園内ではホタルを見ることができるという話だ。

まずイル・テアトロでディナー。写真はメインの和牛フィレ肉のローストとフォアグラのソテーだ。

このところ送別会や山の帰りの打ち上げなどで食べ過ぎて体重オーバーだからフォアグラはtoo muchである。ところがこれが美味かった。レストランの中では家族連れも何組か見かけた。ワインを飲みながらゆっくり食事をした2時間半。美味しい料理とワインはゆったりした時間を演出してくれた。イル・テアトロ、日本語にするとザ・劇場だ。ここでは誰もが幸せな一時の主役である。

午後9時過ぎ。庭園を散歩した。

写真は園内の高台に建つ三重塔「圓通閣」である。ホタルを求めて手前の池(幽翠池というらしい)からこの塔まで登ってきたが影も形もない。諦めかけて椿山荘の入口まで戻りかけたところ、右側の沢の前に多くの人が集まっていたのでのぞいてみたら木陰にホタルが飛んでいた。後でホテルの庭園案内パンフレットを見るとこの沢には「ほたる沢」と名前がついている。

でもホタルを求めて歩いたため、適度な腹ごなしになってそれはそれで良かった。人生に無意味なものはないのである。梅雨の最中だが雨に合うこともない気持ちの良い夜だった。

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吾妻山山スキーが「野菜寿し」に変わった

2012年05月04日 | レストラン・飲み屋

今日(5月4日)と明日(5月5日)は米沢の奥の天元台から吾妻山にスキー登山する予定だったが、天候が悪化したので、昨日キャンセル手続きをした。ワイフと娘達は六本木で、ランチに「野菜寿し」を食べる約束をしていたので、僕もジョインすることにした。

今日は東京も午前中はすっきりしない天気だった。GW中は都心方面の車は空いているだろうと楽観的な見通しで六本木ヒルズまで車で出かけた。帰り(午後3時前)にかなり強い雨が降ったし、渋滞らしい渋滞もなかったので、車で行ったのは正解だった(ただし昼食を食べた後、駐車場に戻ると「満」になっていたので要注意)。

さて六本木ヒルズで「野菜寿し」をやっているのがけやき坂通りにあるポタジエというレストランだ。

マグロやウニのニギリが並んでいるように見えるが、寿司ネタは総て野菜である。僕が特に良くできていると思ったのは、細かい切込を入れたエリンギを炙った「貝柱」。左から3番目の寿しだ。

ニギリ八貫+突き出し(これも野菜)+みそ汁でお一人様2,500円。寿司ネタの細工は手がこんでいることは認めるが、このボリュームでは食べ盛りの人は物足りないだろう(ダイエットには良いだけどね)。実際お店の中は8割が若い女性だった。

都心で休日に食べるお寿司としては普通の値段かもしれない(平日のランチにたまに食べる「神田すし好」のニギリ盛り合わせが980円なのでそれに較べると高い)。

野菜という相対的に安い素材を使い、ボリュームも軽いが手間はかかっている「野菜寿し」。お店の人に聞くと開店したのは昨年1月だそうだ。このようなコンセプトのお店が頑張っているのはさすが六本木というべきか?

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山の帰りは魚が美味い

2011年12月12日 | レストラン・飲み屋

先週末は土日と別々の山に別々の登山仲間と登った。共通しているのは下山してから美味い魚料理店で美味い酒を飲んだことだ。

10日土曜日は箱根外輪山の金時山に登った後、バスで小田原に出て駅近くのRyoという店で1時間半ほど魚料理と酒を楽しんだ。http://www.d-ryo.co.jp/food/sashimi.html

店は小田原駅東口から5分程東に行ったところ。海に近い小田原だから新鮮な魚が美味しいのは当然だが、料理にもちょっと工夫がある。特に気に入ったのは白魚の揚げ物とさしみかまぼこだ。白魚の揚げ物はふゎとしたちっと頼りない食感がよい。さしみかまぼこは板かまぼことは違いみずみずしく柔らかい。6時過ぎに店(1階)は満席になっていた。手軽な値段でちょっと変わったツマミを楽しむには良い店だ。また刺身もカワハギなど地物が多く酒が進む。

11日日曜日は西武秩父線沿線の伊豆が岳に登った後、所沢の「まぐろ居酒屋 さかなや道場 所沢店」http://r.gnavi.co.jp/b776050/で反省会をおこなった。まぐろ居酒屋は全国展開の居酒屋で料理は平均的なものだが、幾つか良いところがある。

まず注文した料理やお酒が出るのが早い。今回は14名で行ったが皆健啖家なので料理や酒のなくなるのが早いがこの店は持ってくるのが早くて助かった。

次にそこそこの酒がそこそこの値段で飲める。今回八海山の本醸造を一升瓶で頼んだが気持ち良く出してくれた(店によっては一升瓶で出すのを嫌がるところがある。つまり1合と称して実は8勺程しか徳利に入れないので一升瓶でだすと儲けが薄くなるからだ)。

飲食代は相当飲んで一人5千円弱。日曜日の夜だが私達の後に50名の団体が入っているという話だった。

景気がぱっとせずサイフの紐が固いといわれるが、リーズナブルな値段と気持ちの良いサービスで美味しいものを食べさせる店は流行っているのである。

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【そばをちょっと】巴町砂場雑記

2011年11月11日 | レストラン・飲み屋

今週火曜日の夜虎ノ門の「巴町砂場」で一杯飲んだ。メンバーはこれから立ち上げようとしている「日本相続学界」の準備委員の6名だ。委員会の会場を提供してくれたY弁護士の事務所が「巴町砂場」の向かいなので、委員会の第二部は「砂場で酒でも飲みながら・・・」ということになった次第。蕎麦屋の老舗・巴町砂場は一度行ってみたい店だったのでラッキーな一夜だった。

「砂場の発祥は大阪ですよね」と聞きかじりのウンチクを僕が述べると、Y弁護士やH税理士が「そうです。だから砂場のソバツユは関西風でさっぱりしている」と相槌を打った。皆さん中々食通とお見受けした。

僕が「砂場の発祥は大阪」と知ったのは「蕎麦屋の系譜」(光文社 岩崎信也著)による。この本から巴町砂場の歴史を簡単に紹介しよう。

大阪の「砂場」の由来ははっきりしないが、大阪城築城の時(天正11年1583年)築城資材の砂や砂利の置き場になった「新町砂場」という地名に由来するそうだ。もっとも由来について確かな資料がないため、断定できる結論は出ていないが、岩崎氏は「東京の『砂場』を代表する老舗店の主人たちもそれ(出自が大阪ということ)を認めているのだから、『砂場』の大阪発祥説はすでに定説となっているといっていいだろう」と述べている。

さて「巴町砂場」の歴史である。「蕎麦屋の系譜」によると、文化12年(1815年)の「江戸の華名物商人ひやうばん」に「久保田町すなば」として登場しているのが現在の「巴町砂場」である。天保10年(1839年)に久保田町(虎ノ御門)からそれほど離れていない現在の場所に店が移った。明治2年(1869年)に店があった天徳寺門前町、新下谷町、車坂町が合併して西久保巴町となった。巴町という町名は、三町をくっつけた形が巴形をしていたからだという。それはともかくこれ以後、店の名前に巴町がつくことになった。

ところで「砂場」のそばは量が少ないことで有名だ。僕は会社の近くの「室町砂場」に極たまにざる蕎麦を食べに行くことがあるが、1枚では到底たりず2,3枚は食べる。もっとも砂場の蕎麦は美味いが結構良い値段なので、そうチョクチョク行く気にはならないのである。

「砂場の蕎麦」は「趣味そば」だから量が少なくて値段が高いのである。「蕎麦屋の系譜」は「巴町砂場」の店主の言葉を紹介している。曰く、「そばを昼飯代わりに腹いっぱい食うなんていったら、戦前は笑われましたよ。あれは戦後の代用食以後の話でね。そもそもが趣味食ですからね、東京の場合は。粋に食うものです。」

☆   ☆   ☆

この前「巴町砂場」で飲んだ時は「料理は5千円でお任せ」でお刺身、焼き物等がたっぷりでて、仕上げのざる蕎麦も量はしっかりしていた。これが定番なのか常連のY弁護士故のサービスなのかは分からないが・・・・

良い蕎麦屋の料理は美味しく、カロリーも高くないので健康なお酒が手頃に飲めると改めて思った次第である。

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ブラッスリー ル・リオン、空いていて美味しい不思議な店

2011年09月20日 | レストラン・飲み屋

先週末池袋で映画「ライフ」を見た後、昼飯を食べに池袋西武の8階・ダイニングパークに寄った。うなぎか天ぷらを食べる予定だったが、三連休なのでこれらの店はもの凄くこんでいた。1時間待ちのプラカードを持った店員さんが、行列の最後に並んでいる。日本食は諦めて、中華でもイタリアンでも良いと思って、空いている店を探すが店の前には行列が出来ていて、とても簡単には入れそうにない。

半ば諦めてダイニングパークの西の端まで来た時、空いている店を見つけた。ブラッスリー ル・リオンという「カフェ」である。黒板にランチメニューが書いてある。だが店内はガラガラだ。その隣の店は行列が出来ているのだが・・・・

回りの店が混んでいる中で空いている店に入るには多少勇気がいる。「不味いからお客が少ない」のではないかとか「高いのではないか」などと疑心が起きる。

だがランチメニューの大山鳥のグリルを食べてこれらの心配は杞憂に終わったことが分かった。鳥のモモ肉はしっかりしていて美味しかった。付け合せのジャガイモとチーズも良かった。パンはフランスパンをオリーブオイルで頂いた。1,300円の値段からすると上出来である。

で、どうしてこの店空いていたのだろうか?推測するに主食となるご飯がないからではないか?それと「カフェ」というのが池袋っぽくなくてちょっと敬遠されるかもしれない。表参道辺りなら人気の店になりそうだが。

僕らは食べなかったけれど、ショーケースにあったイチゴのタルトでも食べてコーヒーを頂くとかなり満足度の高いランチになると思う。

空いていてもお値打ちなお店があったので紹介した次第である。

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