金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

山の帰りは魚が美味い

2011年12月12日 | レストラン・飲み屋

先週末は土日と別々の山に別々の登山仲間と登った。共通しているのは下山してから美味い魚料理店で美味い酒を飲んだことだ。

10日土曜日は箱根外輪山の金時山に登った後、バスで小田原に出て駅近くのRyoという店で1時間半ほど魚料理と酒を楽しんだ。http://www.d-ryo.co.jp/food/sashimi.html

店は小田原駅東口から5分程東に行ったところ。海に近い小田原だから新鮮な魚が美味しいのは当然だが、料理にもちょっと工夫がある。特に気に入ったのは白魚の揚げ物とさしみかまぼこだ。白魚の揚げ物はふゎとしたちっと頼りない食感がよい。さしみかまぼこは板かまぼことは違いみずみずしく柔らかい。6時過ぎに店(1階)は満席になっていた。手軽な値段でちょっと変わったツマミを楽しむには良い店だ。また刺身もカワハギなど地物が多く酒が進む。

11日日曜日は西武秩父線沿線の伊豆が岳に登った後、所沢の「まぐろ居酒屋 さかなや道場 所沢店」http://r.gnavi.co.jp/b776050/で反省会をおこなった。まぐろ居酒屋は全国展開の居酒屋で料理は平均的なものだが、幾つか良いところがある。

まず注文した料理やお酒が出るのが早い。今回は14名で行ったが皆健啖家なので料理や酒のなくなるのが早いがこの店は持ってくるのが早くて助かった。

次にそこそこの酒がそこそこの値段で飲める。今回八海山の本醸造を一升瓶で頼んだが気持ち良く出してくれた(店によっては一升瓶で出すのを嫌がるところがある。つまり1合と称して実は8勺程しか徳利に入れないので一升瓶でだすと儲けが薄くなるからだ)。

飲食代は相当飲んで一人5千円弱。日曜日の夜だが私達の後に50名の団体が入っているという話だった。

景気がぱっとせずサイフの紐が固いといわれるが、リーズナブルな値段と気持ちの良いサービスで美味しいものを食べさせる店は流行っているのである。

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【そばをちょっと】巴町砂場雑記

2011年11月11日 | レストラン・飲み屋

今週火曜日の夜虎ノ門の「巴町砂場」で一杯飲んだ。メンバーはこれから立ち上げようとしている「日本相続学界」の準備委員の6名だ。委員会の会場を提供してくれたY弁護士の事務所が「巴町砂場」の向かいなので、委員会の第二部は「砂場で酒でも飲みながら・・・」ということになった次第。蕎麦屋の老舗・巴町砂場は一度行ってみたい店だったのでラッキーな一夜だった。

「砂場の発祥は大阪ですよね」と聞きかじりのウンチクを僕が述べると、Y弁護士やH税理士が「そうです。だから砂場のソバツユは関西風でさっぱりしている」と相槌を打った。皆さん中々食通とお見受けした。

僕が「砂場の発祥は大阪」と知ったのは「蕎麦屋の系譜」(光文社 岩崎信也著)による。この本から巴町砂場の歴史を簡単に紹介しよう。

大阪の「砂場」の由来ははっきりしないが、大阪城築城の時(天正11年1583年)築城資材の砂や砂利の置き場になった「新町砂場」という地名に由来するそうだ。もっとも由来について確かな資料がないため、断定できる結論は出ていないが、岩崎氏は「東京の『砂場』を代表する老舗店の主人たちもそれ(出自が大阪ということ)を認めているのだから、『砂場』の大阪発祥説はすでに定説となっているといっていいだろう」と述べている。

さて「巴町砂場」の歴史である。「蕎麦屋の系譜」によると、文化12年(1815年)の「江戸の華名物商人ひやうばん」に「久保田町すなば」として登場しているのが現在の「巴町砂場」である。天保10年(1839年)に久保田町(虎ノ御門)からそれほど離れていない現在の場所に店が移った。明治2年(1869年)に店があった天徳寺門前町、新下谷町、車坂町が合併して西久保巴町となった。巴町という町名は、三町をくっつけた形が巴形をしていたからだという。それはともかくこれ以後、店の名前に巴町がつくことになった。

ところで「砂場」のそばは量が少ないことで有名だ。僕は会社の近くの「室町砂場」に極たまにざる蕎麦を食べに行くことがあるが、1枚では到底たりず2,3枚は食べる。もっとも砂場の蕎麦は美味いが結構良い値段なので、そうチョクチョク行く気にはならないのである。

「砂場の蕎麦」は「趣味そば」だから量が少なくて値段が高いのである。「蕎麦屋の系譜」は「巴町砂場」の店主の言葉を紹介している。曰く、「そばを昼飯代わりに腹いっぱい食うなんていったら、戦前は笑われましたよ。あれは戦後の代用食以後の話でね。そもそもが趣味食ですからね、東京の場合は。粋に食うものです。」

☆   ☆   ☆

この前「巴町砂場」で飲んだ時は「料理は5千円でお任せ」でお刺身、焼き物等がたっぷりでて、仕上げのざる蕎麦も量はしっかりしていた。これが定番なのか常連のY弁護士故のサービスなのかは分からないが・・・・

良い蕎麦屋の料理は美味しく、カロリーも高くないので健康なお酒が手頃に飲めると改めて思った次第である。

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ブラッスリー ル・リオン、空いていて美味しい不思議な店

2011年09月20日 | レストラン・飲み屋

先週末池袋で映画「ライフ」を見た後、昼飯を食べに池袋西武の8階・ダイニングパークに寄った。うなぎか天ぷらを食べる予定だったが、三連休なのでこれらの店はもの凄くこんでいた。1時間待ちのプラカードを持った店員さんが、行列の最後に並んでいる。日本食は諦めて、中華でもイタリアンでも良いと思って、空いている店を探すが店の前には行列が出来ていて、とても簡単には入れそうにない。

半ば諦めてダイニングパークの西の端まで来た時、空いている店を見つけた。ブラッスリー ル・リオンという「カフェ」である。黒板にランチメニューが書いてある。だが店内はガラガラだ。その隣の店は行列が出来ているのだが・・・・

回りの店が混んでいる中で空いている店に入るには多少勇気がいる。「不味いからお客が少ない」のではないかとか「高いのではないか」などと疑心が起きる。

だがランチメニューの大山鳥のグリルを食べてこれらの心配は杞憂に終わったことが分かった。鳥のモモ肉はしっかりしていて美味しかった。付け合せのジャガイモとチーズも良かった。パンはフランスパンをオリーブオイルで頂いた。1,300円の値段からすると上出来である。

で、どうしてこの店空いていたのだろうか?推測するに主食となるご飯がないからではないか?それと「カフェ」というのが池袋っぽくなくてちょっと敬遠されるかもしれない。表参道辺りなら人気の店になりそうだが。

僕らは食べなかったけれど、ショーケースにあったイチゴのタルトでも食べてコーヒーを頂くとかなり満足度の高いランチになると思う。

空いていてもお値打ちなお店があったので紹介した次第である。

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草門去来荘で誕生日祝

2009年05月24日 | レストラン・飲み屋

5月23日土曜日晴。ワイフと誕生日祝のランチに西武拝島線八坂駅近くのイタリアン・レストランにランチに出かけた。レストランの名前は草門去来荘 リストランテ・門http://www.kiwa-group.co.jp/restaurant/a100423.html。ここは紅虎餃子房を経営する際(きわ)コーポレーションが経営するレストランで、際の中島武社長の生家を改造したものだ。

Soumonkyorai

野火止用水にかかる橋を渡って草門去来荘の門をくぐると、深い木立の中に懐石を食べさせる「母屋」、うなぎ・うどんの「野火屋」、イタリアンの「MON」がある。写真は「母屋」の外側だ。

懐石には以前行ったことがあるので、今回はイタリアンにした。私もワイフも5月生まれなので誕生日祝いは一度で住む。西東京市の自宅からここまで自転車で30分。車でくるとワインが頂けないので自転車で来た次第(本当は自転車でも飲酒運転はいけない!)だ。

メニューは・・・豆のスープ、トマトのマリネ、肉と豆の手打ちパスタ、豚肉のクロカッテ、デザートとコーヒーで3,800円だ。(これが一番安いコース)

クロカッテは「お肉をかりっと焼いたもの」というお店の説明、初めて聞いた。もっとも後でインターネットでクロカッテを調べると、このレストランテMONのメニューだげがヒットしたから知らなくても恥じることはない。

これにグラスワインを一杯飲んで一人5,500円也。トマトのマリネは色々な種類のトマトを使うというアイディアは悪くないが色彩・味とも今一つ。パスタ・クロカッテは良かった。ゆったりとしたお料理の出し方も良いし、フォカッチャ(イタリア料理のパン)がおかわり自由というのも好感。

ところで八坂駅と草門去来荘の間には「九道の辻」という地名が残っている(九道の辻公園という人工流水を使った公園もある)。昔鎌倉道や江戸道など9つの街道が合流し交通の要衝だった(今もその残りで複雑な交差点となり、交通が渋滞するところだ)。600坪の敷地としっかりした古民家の造りをみると中島家の繁栄が農業以外に物流などにも関与していたのではないかという想像が起きる(想像の域を出るものではない)。

自宅から草門去来荘まで野火止通りと新青梅街道を自転車で往復して改めて気づくことだが、多摩地区は西高東低である。羽村で取水した多摩川の水を四谷木戸に運ぶ「玉川上水」の工事は比較的簡単だったが、その一部を新座に運ぶ「野火止用水」の工事が難工事だった理由は、この用水路が勾配に逆行する部分があることにもよるようだ。

自転車で走ると色々なことが分かるという一例だ。

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ちゃんこは門仲・綾の海

2008年02月14日 | レストラン・飲み屋

今日は会社の山仲間達と門前仲町のちゃんこ屋「綾の海」(電話3641-5285)に飲みに行った。綾の海は元二所ノ関部屋の関取の四股名だ。仲間のWさんが前から懇意にしているお店なので、7,8人で押しかけた。

場所は地下鉄東西線門前仲町の駅から徒歩1,2分のところだ。綾の海さんは青森出身なので出すお酒は「百川」、このお酒は冷で飲むときりりとして美味しい。鍋の最後に出た雑炊は、しっかり出汁が出ていてとても美味だった。

ちゃんこ鍋にお刺身、ぶりの照り焼きが付いて飲み放題で一人5千円、マスターの綾の海さんと楽しいお話ができてこのお値段は安い!と思った。綾の海さんに「ブログで紹介するよ」と言うと「忙しくなるならかなわんなぁ」という欲の無い返事が返ってきた。笑顔の良い奥さんや八頭身美人の娘さんがいるとても家庭的なお店である。

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