金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

【スマートフォン時代のネパール個人旅行術】①はじめに

2022年09月03日 | 旅行
 この秋、具体的には10月下旬から3週間弱ネパールに旅する予定です。目的はアンナプルナ山域のトレッキングと所属しているNPO法人が行っている小学校の復旧作業の視察や新校舎の贈呈式です。コロナ等の影響で足が遠のいていて4年ぶりの訪問となります。
 この間にコロナに対する対応を中心にVISA申請の電子化(あくまでも書類を電磁的に空港のイミグレーション担当者に送るだけのようですが)などスマートフォンを使う場面がかなり増えています。
 またフェイスブックのMessengerやZoomによる日本国内の旅行者同士の打ち合わせ、さらには現地の旅行会社への質問、見積もり依頼、旅程表作成などが進んでいます。これらの作業はPCとスマートフォンを組み合わせて行っていますが、トレッキングで高地に行くと電力事情から考えてスマートフォンだけを使うことになりそうです。
 個人旅行を「より充実して」「安全で」「コストパフォーマンスの高い」ものにするためには、これからますますスマートフォンの活用がキーになってくると思います。
 このブログは今回のトレッキング仲間や国内の将来海外の山に行く可能性のある山仲間と共有するために書いていますが、上手にまとめることができるならば、Kindle本にまとめてみたいとも考えています。
 もし旅のノウハウが読者の皆様のお役に立ち、コストパフォーマンスの高いネパール旅行ができることになれば、日本の旅行者の皆様はもとより、受け入れてくれるネパールの観光業界のお役に立つと考えています。
 一方スマートフォンの活用については、ローカルSIMカードの利用など未経験のことも多く、特に通信技術について基礎的知識が乏しい筆者にとっては荷が重すぎるテーマだとも感じています。その点については今後通信技術に詳しい知人の協力が得られるかどうかにかかっていると思いますが、まずはスタートしてみたいと考えています。

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米雇用統計は景気減速傾向を示唆するも、ガスプロム問題などで株価は下落

2022年09月03日 | 投資
 昨日(9月2日)発表された米国8月の雇用統計は概ね予想通りだった。
 非農業部門雇用者増は315千人と前月(修正後)の526千人と大幅に減少した。失業率は先月の3.5%より若干悪化して3.7%に上昇した。失業率の上昇は仕事を探す人が増えたことが原因で労働参加率は前月の62.1%から62.4%に上昇した。求職者が増えることは、雇用者側にとって採用がしやすくなることを意味し、インフレの大きな要因になっている賃金上昇を抑制する効果があるので、インフレ抑制の点からは歓迎すべき話だ。
 時間給は前年同月比5.2%上昇で前月と変わらなかった。時間給の上昇率は今年3月に前年比5.6%上昇という天井をつけてから安定したレベルで推移し始めている。
 このような状況についてキャピタル・エコノミストのシニアエコノミストは「労働市場の状況は顕著に減速し始めていて、今後数年間の経済成長の鈍化に寄与すると思われる」とコメントしていた(WSJによる)。
 投資家も同じようなセンチメントを持ったので昨日午前中は株価は上げていた。しかし午後にロシアのガスプロムが欧州向けパイプラインの再開を延期すると発表したニュースが流れ、欧州の景気悪化やインフレ加速懸念から株式相場はマイナスに転じ、3市場とも1%以上下落した。
 昨日はレイバーディの連休前で薄商いの中わずかなニュースにボラティリティが高まった可能性がある。
 金利先物市場では今月のFOMCで連銀が引き上げる政策金利の幅は0.5%だろうという予想が雇用統計前より高まっている。
 連休明け後より多くの参加者が雇用統計をどう判断するかは見ておいた方が良いと思う。
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