スマートフォンには時々dmenueニュースが流れてきます。そんな中に「老後2000万円問題」もはや「4000千万円」と専門家が分析という記事がありました。
その中でファイナンシャルプランナー山崎さんは「3.5%物価が上がる場合、(今の)2000万円も3.5%増やそうと考えるなら10年後は2800万円になる」と書いています。
これは単純に複利終価の話です。利回り3.5%期間10年の複利終価は1.4106で、2000万円は10年後には2821万円になっています。資産を運用する場合は税金を考える必要がありますが、モノの値段は税金の控除なしにあがるから、今2000万円で買えるものは10年後には2821万円になっているという計算です。
ちなみにいうと、20年後の複利終価は1.99倍で今日の2千万円は20年後には4千万円になっています。これは良いの悪いのという話ではなく、単なる複利利回りの計算の話です。日本では過去2,30年モノやサービスの値段はあがらないと考えてきましたが、これからは変わります。私はモノよりサービスの値段があがる可能性が高いと考えています。サービスの値段の原価は人件費です。今でも人手不足を感じますが、もう少しするともっと人手不足を感じるようになるでしょう。そうすると人手確保のために賃金がジリジリと上がり、ジリジリと上がった賃金が外食店の料金などを押し上げ、物価が上がっていきます。
すべての物価が今後年率3.5%で上がり続けるとは思いませんが、シニア層が必要とするサービスについては、その位のペースで上がると考えて対策を講じるのが良いでしょう。物価上昇率が3.5%より低ければそれは儲けもの。
温泉にでもいってのんびりすれば良いじゃありませんか?
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