金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

米国株急落原因の一つはcommunity spread

2020年02月28日 | 投資
昨日2月27日米国株はまた大きく下落。ダウは約1200ポイント4.4%の下落。これで直近の高値から12%の下落でテクニカルには弱気相場に入った。もっとも昨日の相場急落は引けの15分で起きており、売りが売りを呼んだようだ。
昨日投資家を弱気にさせたのは、
米国疾病予防管理センターCDCのCommunity spreadという言葉たった。CDCは前日にカリフォルニアのコロナウイルス患者発生をCommunity spreadと呼んだ。CDCはCommunity spreadの定義を「感染源が分からない病気の蔓延」と定義し、現時点ではいつ起きるかが問題と述べている。前日トランプ大統領は米国のコロナウイルスリスクは極めて低いと述べていたが、市場はCDCの科学的見解を信用した訳だ。
一般に投資家は不確実性を嫌うと言われる。感染源が分からないというのは予防策が極めて難しいという点で不確実性の最たるものだ。日本では内閣が小中校の臨時休校を要請した。英断という声と専門家の意見を聞かない政治的判断という批判が錯綜する。今日市場はどのように評価するだろうか?

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