25 岬から牧場への道
「壊れる」は「消える」と言いなおされ、「残る」という動詞と向き合う。「消える」と「残る」が拮抗する。
その拮抗の真ん中に「名」という名詞がある。
「名」は動詞にすると、どうなるか。
「名づける」(名前をつける)になる。「名」は最初からあるのではなく、「名づける」とき「名」が生まれる。
「壊れ、消える」ものをそのままにするのではなく、消えるものに名前をつける。そうすると名前が残る。「消える」と「残る」の間には「名づける」という動詞がある。
「名づける」を「詩を作る」と言いなおすと、何かが壊れ、消えたとしても、そのことを詩にすれば、それが詩として「残る」ということ。
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評論『ことばと沈黙、沈黙と音楽』を発行しました。190ページ。
谷川俊太郎の『聴くと聞こえる』についての批評をまとめたものです。
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=168073455
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「詩はどこにあるか」4月の詩の批評を一冊にまとめました。
詩はどこにあるか5、6月号注文
オンデマンド形式です。一般書店では注文できません。
注文してから1週間程度でお手許にとどきます。
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以下の本もオンデマンドで発売中です。
(1)詩集『誤読』100ページ。1500円(送料250円)
嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で詩を書いています。
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=168072512
(2)評論『中井久夫訳「カヴァフィス全詩集」を読む』396ページ。2500円(送料450円)
読売文学賞(翻訳)受賞の中井の訳の魅力を、全編にわたって紹介。
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=168073009
(3)評論『天皇の悲鳴』72ページ。1000円(送料250円)
2016年の「象徴としての務め」メッセージにこめられた天皇の真意と、安倍政権の攻防を描く。
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壊れるものはみな消える名で残る
「壊れる」は「消える」と言いなおされ、「残る」という動詞と向き合う。「消える」と「残る」が拮抗する。
その拮抗の真ん中に「名」という名詞がある。
「名」は動詞にすると、どうなるか。
「名づける」(名前をつける)になる。「名」は最初からあるのではなく、「名づける」とき「名」が生まれる。
「壊れ、消える」ものをそのままにするのではなく、消えるものに名前をつける。そうすると名前が残る。「消える」と「残る」の間には「名づける」という動詞がある。
「名づける」を「詩を作る」と言いなおすと、何かが壊れ、消えたとしても、そのことを詩にすれば、それが詩として「残る」ということ。
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嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で詩を書いています。
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(3)評論『天皇の悲鳴』72ページ。1000円(送料250円)
2016年の「象徴としての務め」メッセージにこめられた天皇の真意と、安倍政権の攻防を描く。
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嵯峨信之全詩集 | |
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