福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

喪失の時代

2009年05月08日 |  〇文化・歴史

무라카미 하루키의 '상실의 시대'

この韓国語を字句通りに日本語に直訳すれば、「村上春樹の
『喪失の時代』
」となる。


△村上春樹「喪失の時代」

しかし、これで「正解」かと言えば、そうではないところに翻訳の
難しさがある。

上の韓国語を、字句には表れない社会的文脈を踏まえた上で
正確に翻訳した「正解」は、「村上春樹の『ノルウェイの森』」。

つまり、「ノルウェイの森」という村上春樹の小説が、韓国では
상실의 시대(喪失の時代)」という韓国語名で翻訳出版されて
いるのだ。


△「なんて回りくどい中年男なんだヨッ!
え?コラッ!煙草の煙をこっちに吐くなって何度言ったらわかるんだッ!
最近、ついてないからってオレにやつあたりするのはやめろッ!

ところで、ある調査によれば、韓国の2、30代が最も好む日本の
小説が、この「喪失の時代」(ノルウェイの森)なのだという。

関連報道を翻訳練習してみた。


△「冷静と情熱のあいだ」は「냉정과 열정사이/冷静と情熱のあいだ(直訳)」

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■20-30대가 뽑은 日소설 1위 '상실의 시대'
韓国の2、30代が好きな日本の小説No.1は「ノルウェイの森」
(連合ニュース 5月8日)

20~30대가 가장 좋아하는 일본 소설은 무라카미 하루키의
'상실의 시대'라는 조사결과가 나왔다.
韓国の20~30代が最も好きな日本の小説は、村上春樹の
「ノルウェイの森」であることがわかった。

8일 대한출판문화협회가 일본이 주빈국으로 참가하는 2009
서울 국제도서전을 앞두고 싸이월드 20~30대 이용자 221명을
대상으로 조사한 결과에 따르면 전체 응답자의 52%가 '상실의
시대'를 가장 좋아하는 일본 소설로 꼽았다.
大韓出版文化協会が、日本を主賓国として招く「2009・ソウル
国際図書展」に合わせ実施した調査によれば、「好きな日本の
小説」1位に選ばれたのは村上春樹の「ノルウェイの森」で全体の
52%の支持を集めた。調査は、サイワールド(若者に人気のミニ
HP)を利用する20~30代の男女221人を対象に実施され、8日、
同協会が結果を発表した。

이 외에 에쿠니 가오리와 쓰지 히토나리가 함께 쓴 '냉정과
열정 사이', 요시모토 바나나의 '키친' 등이 20~30대가 좋아
하는 일본 소설인 것으로 나타났다.
江国香織と辻仁成の共著「冷静と情熱のあいだ」や吉本ばななの
「キッチン」も、「好きな日本の小説」として20~30代から多くの
支持を集めた。

가장 좋아하는 일본 작가로는 31%가 에쿠니 가오리라고
답했으며 이어 무라카미 하루키(23%), 요시모토 바나나 등의
순이었다.
好きな日本の小説家としては、江国香織が31%の支持を集め、
次いで村上春樹(23%)、吉本ばなな、などの順だった。

일본 소설을 좋아하는 이유로는 '세련되고 경쾌한 문장' 때문
이라고 답한 사람이 32%로 가장 많았고 이어 '장르의 경계를
허무는 구성'(26%), '무겁지 않은 주제'(11%) 등으로 답했다.
日本の小説が好きな理由としては、「軽快で洗練された文章」を
あげた人が32%で最も多く、次いで「ジャンルの境界を崩した
構成」(26%)、「重くないテーマ」(11%)などの順だった。

(終わり)


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