惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

雑誌の書評

2011-03-02 21:29:05 | SF
 書評を担当している2つの雑誌最新号で取り上げた本です。

 〈小説推理〉4月号では次の3作――

  • 横田順彌『近代日本奇想小説史 〔明治篇〕』(ピラールプレス)
  • J・G・バラード『千年紀の民』(増田まもる訳、東京創元社)
  • パトリシア・ギアリー『ストレンジ・トイズ』(谷垣暁美訳、河出書房新社)
 〈ナンクロメイト〉4月号では――
  • 佐藤亜紀『醜聞の作法』(講談社)
  • シヴォーン・ダウド『ボグ・チャイルド』(千葉茂樹訳、ゴブリン書房)
  • 小島莊明『寄生虫病の話』(中公新書)
 〈ナンクロメイト〉ではもう1人、牧眞司さんが新刊書を紹介しているのですが、彼が今月取り上げているのは、眉村卓『沈みゆく人』(出版芸術社)、『ストレンジ・トイズ』、『千年紀の民』の3冊。2作が、私が〈小説推理〉で扱った作品と重なっているんですね。同じSF畑の人間がやっているからとはいえ、これは珍しい。
 ちなみに『沈みゆく人』は今月の〈小説推理〉に入りきらなかったので、後日、取り上げるつもりをしています。