惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

シャベルとショベルとスコップと

2015-02-04 21:12:29 | ことば

 夕方の散歩は鶴川街道の揺れる歩道橋を渡ってホームセンターまで。
 すぐに買いたいものがあるわけではないのですが、ホームセンターには時々、足を運びたくなります。今日は春蒔きタネや園芸用コンテナを眺めました。

 

 店頭には雪かき用のシャベルが並んでいました。
 明日はかなり雪が降るという予報なので、用意したのでしょう。
 5日前の雪がまだ少し残っているので、それを使って店員さんが実演していたりします。
 買い求める人もいました。1000円~2000円ぐらい。

 

 ところで、シャベルとスコップという名称の違いは面白い。もともとは英語( schovel )とオランダ語( schop )なので、意味に違いはなかったのでしょうが、今の日本では使い分けられています。とはいうものの、かなり混乱もしているようです。

 

 日本JIS規格A8902「ショベル及びスコップ」の項を見ると、足をかける部分があるものが「ショベル」、無い物が「スコップ」とされています。つまり、土や雪をすくうお皿部分がいかり肩のがショベルで、撫で肩のがスコップだというのですね。
 一般的には「ショベル」より「シャベル」と呼ぶことが多いですよねぇ。手元の辞書でも「ショベル」の項は「→シャベル」となっています。ショベルと呼ぶのは「ショベルカー」の時ぐらいか。

 

 JIS規格では、シャベルとスコップは形の違いであって、大きさは関係ありません。
 でも、普通は大きさで使い分けているのではないでしょうか。
 私は、大きいのがシャベル、小さいのがスコップと考えているのですが、しかし、これは西日本での使い分けだとか。東日本では逆になるそうです。高知で生まれ育ったからなあ。

 

 ま、いずれにせよ、あまり雪が降らずに、シャベルやスコップを使わなくてすむことを祈っています。