惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

書影がいっぱい

2015-02-26 21:06:16 | SF

 ちょっとこの画像を見てください。

 

 

 右は隔月刊となった〈SFマガジン〉の4月号。只今、書店に並んでいます。
 特集はハヤカワ文庫SFが間もなく2000番に達するのを記念しての「ハヤカワ文庫SF総解説 PART1」。1番エドモンド・ハミルトン『さすらいのスターウルフ』から500番ゼナ・ヘンダースン『血は異ならず』までが紹介されています。
 森下は172番カート・ヴォネガット・ジュニア『ブレイヤー・ピアノ』の解説を担当しました。

 

 雑誌の表紙には1番から81番までの書影が並んでいます。
 この書影の列は口絵5ページから目次の右上まで及び、すべての表紙が見られるのですが、なぜか112、114、120、123番の4冊が「未刊行」ということで空白になっています。どうしたんだろう?
 じっと睨んでみると、どうやらこの4冊は〈ターザン〉シリーズに割り当てられていたみたい。いずれ出るんでしょうか?

 

 で、左側にあるもう1冊。

 

 こちらにも書影がずらりと並んでいます。高井信さんが執筆した「日本ショートショート出版史〔1957~1997〕~星新一とその時代~」という原稿のプリントアウトを高井さん自身が製本したもの。内容チェックのためで、非売品です(こちらを参照。私は特別にわけてもらいました♪)。

 

 でもね、私的な原稿とはいえ、この「本」は凄いですよ。星新一さんがデビューしてから亡くなるまでの間に出たショートショート本を網羅する書誌。いったい何冊あるのか、すべて高井さんが蒐集したものでカラーの書影がついています。私の2冊のショートショート集『夢の咲く街』(集英社文庫コバルトシリーズ)と『平成ゲマン語辞典』(双葉社)も載せてもらっています。
 これはいずれきちんとした本として刊行されるんじゃないかなあ。皆さん、希望を高井さんや出版社にどんどん寄せてください。