SFファンの大先輩の訃報に接しました。
牧村さんは一の日会の長老の1人。会誌〈宇宙気流〉の編集長として、闊達でユーモア溢れる意見の交流に腕をふるいました。お歳は、今のところはっきりとは知らないのですが、もうすぐ80に手が届こうかというところだったはず。
SFファンと呼ばれる人たちが、戦後、日本に誕生した時からいた方だと思います。
学生時代からSRの会に所属してミステリや怪奇幻想小説に親しみ、SFマガジン同好会(別名「一の日会」)ができると、ずっと中心的メンバーでした。SF以外にも、捕り物帖や鞍馬天狗など広範な範囲に造詣が深かった。
私は45年前、大学のSF研究会に入った時に知り合いました。新入生歓迎コンパにいらしてて(大学は違う――というか、とっくに社会人でいらしたのですが)、たくさんお豆腐を食べていたのが忘れられません。
とにかく気さくな方で、権威主義的なところがまったくなく、会った瞬間から古い友人のように接してくださいました。素晴らしい先輩だった。
2週間前、新年会であんなに飲んだり語ったりしたばっかりだったのに。もう会えないなんて、牧村さん、悲し過ぎますよ。