「ちゅうひょう」と読みます。
つい最近、初めて知った日本語。翻訳小説に出てきました。
いつも脇に置いてある中型国語辞典には出てなくて、広辞苑を開く必要がありました。最初からネットで調べるのがよかったかも。
昼間、航路の安全を確保するための航路標識だそうです。
夜間、光を放つ航路標識は「夜標」。
昼標は光を出さず、自然光で見える標識ですね。海上保安庁の「海上標識の使用方法」には次のようにあります――
- 「昼標効果」とは、昼間において、その標識の形や色を識別できる機能をいい、「昼標効果を有する」とは、付近航行船舶が十分な安全距離から目標とする標識の形や色を、即ち、その標識の表す意味が判別できる機能があることをいいます。
航路標識には「光波標識」「電波標識」「音波標識」「その他の標識」があり、昼標や夜標は光波標識に属す。「その他」というのは、電光表示板で知らせたりするものだそうです。文字を表示するという点で、光波標識と区別しているのでしょうか。
永年生きてきても、まだまだ知らない日本語はあるものですね。次はどんな言葉と出会えるかな。楽しみ。