近所の公園のモミジです。今年は紅葉狩りに出かけなかったので、近場で楽しむしかありません。
とはいえ、もう12月も中旬ですよねぇ。今年は特に紅葉が遅かった。暖かい気候がずっと続いたせいでしょう。
そのせいか、葉っぱの色は鮮やかではありません。
黄色い葉が多いのは、光合成色素のうち、葉緑素(クロロフィル)が分解され、黄色いカロテノイドはまだ分解されずに残っているからだそうです。クロロフィルには貴重なマグネシウム分が含まれているので、優先的に分解吸収される。いっぽう、そうしたミネラル成分のないカロテノイドの分解は後回しになるというのです。
葉が赤くなるのは、アントシアンが合成されるためですが、アントシアンの合成は温度が低い晴天の日が続くと増大するとか。今年はこの条件に合致しなかったわけですね。
でも、まあ、紅い葉だけがきれいなわけではないので、これから、遅い「里の秋」を楽しむことにしましょう。