年賀状を書いたり、松飾りを取りつけたり、買い出しに出かけたり。年末の作業を粛々と進めております。
やっかいな問題がひとつ。
「森下一仁のSFガイド」というホームページを設営し、毎年のベストSFアンケートや、古い日記、書評などを置いてありました。が、OCNのサービス切り捨てのあおりで、このホームページが消滅してしまったのです。これでは、恒例の年間SFベストのアンケートができません。
どこかのサーバーを借りて新しいホームページを構築しなければならないのですが、すぐというわけにはいかず。年賀状書きが終わってから勉強をすることになります。
というわけで、年間ベストSF募集のアナウンスが遅れるかと思います。申し訳ありませんが、しばらくお待ちください。
〈小説推理〉3月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の3作を取り上げています――
- アン・レッキー 『叛逆航路』 (赤尾秀子訳、創元SF文庫)
- アーシュラ・K・ル・グィン 『世界の誕生日』 (小尾芙佐訳、ハヤカワ文庫SF)
- 小川哲(さとし) 『ユートロニカのこちら側』 (早川書房)
『ユートロニカのこちら側』は第3回ハヤカワSFコンテスト大賞作。犯罪のない社会を目指すユートピアが可能かどうかを描くオムニバス長編です。
今号の〈小説推理〉には、海外ミステリ、国内ミステリ、SF、幻想と怪奇、それぞれの部門の年刊ベスト本のリストも掲載されています。どうぞご覧になってください。