昨夜は渋谷の台湾料理店にて、一の日会の忘年会を兼ね、「横田順彌さんの古希を祝う会」。
約20人が和気あいあいで歓談。横田さんからは『横田順彌豆本傑作選 飛行機小説集』(書肆盛林堂)なる豆本を頂戴してしまいました。お祝いをする当人からこんなことしてもらっていいのかしらん。
横田さん、いつまでもお元気で。執筆もどんどん進みますように。
今日、ハヤカワ文庫SFよりクリフォード・D・シマック『中継ステーション〔新訳版〕』(山田順子訳)が発売になりました。1977年に同文庫から出ていたものの新訳版。〈ハヤカワ文庫補完計画〉全70冊中の1巻です。
不肖私めが解説を担当いたしました。
シマック(1904―1988)は『都市』や書短編などで、我々の世代にとってはお馴染みのSF作家。前衛からアナクロまで、ハードからファンタジーまで、色々あるSFの中で真ん中を進んだイメージがあります。これぞSFという作風。
『中継ステーション』はSFの歴史を語るには外せない傑作ですので、ぜひともお読みになってください。チャーミングなカバー絵は片山若子さんの手になるものです。