昨日、自転車の「ブレーキケーブル」と書きましたが、自転車の場合「ワイヤ」を使うようですね。ブレーキワイヤ。
しかし、ケーブルとワイヤの使い分けはどうなっているのか? 考え出すと、それこそ夜も眠れなくなりそう。
手持ちの辞書だと、「ケーブル」は――
- [電]絶縁した多くの電線を束ね、ゴム・プラスチックなどで外装したもの。(以下略)
- [工]鋼鉄の針金をより合わせてつくった強くて太い綱。(以下略)
一方、「ワイヤ」は――
- 針金。
- 「ワイヤーロープ」の略。
- 電線。
- 楽器の金属弦。
となっています。
「ワイヤ」の第2項「ワイヤーロープ」とは「鋼線をより合わせてつくった綱」ということなので、「ケーブル」の(2)とほとんど同じです。
自転車のワイヤはこの類ですよね。だったら、「ブレーキケーブル」でもおかしくないはずなのですが……。
要は業界の慣習なのじゃないでしょうか。
あと、「コード」とか「ストリング」とか「線」とか「弦」とか、似たような言葉があって使い分けが面倒。
その「ブレーキワイヤ」を買うために、夕方の散歩はホームセンターまで。ついでにベランダの枠の錆止め塗料も買ってきました。往復で10500歩。
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