今日はホームセンターへ行って赤玉土を買ったり。トマト植付の準備です。
数日前に亡くなられた三代目・三遊亭圓歌師匠。子どもの頃、ラジオでよく聴いていました。だから、私にはやはり「歌奴」の名の方が馴染んでいます。
口舌がはっきりしていて、とてもわかりやすい噺家さんでした。声に張りがあって明るい。新作をやって、笑いが弾ける感じは、三平師匠と似た存在だったかな。
生の高座を見たことはありませんが、テレビではよく拝見しました。ラジオで聴いていた頃の印象とも共通するのですが、私には、あまり噺家さんらしく見えない人でした。不動産屋のおじさんとか、代議士とかいったタイプではないかしらん。
ただし、噺はむやみに可笑しい。その可笑しさがまた独特で。
あれはどういう可笑しさなのか、今でも考えるのですが、簡単には言いがたい。
昔、国鉄の職員だったというので、マクラでよく「新大久保~!」とやっていました。ギャグでも何でもないのに、それだけで可笑しいんですよね。何なのでしょう?
「授業中」の「山のアナ、アナ、アナ……」というのも、大人にとってはまた別の意味合いがあったかもしれませんが、子どもが聞いても、わけも分からず可笑しかったんです。
あの人が見ると、世の中すべてが可笑しかったのかもしれないと思います。世の中との関係が落語的だったのかも。
「中沢家の人々」は名作。でも、圓歌さんだけのものですよねぇ。年代と共に変化する「中沢家の人々」を聴いていたかった。