ようやく春らしい暖かさになって、野の花がいっせいに咲きだしました。
写真はカラスノエンドウ。
マメ科の2年草で、日当たりのよい空き地によく見られます。近所では野川の岸とか、そこらの道端とか。
豆の莢が熟すると黒くなるので、こう名付けられたとか。
この花を見ると、先日、NHKテレビのドキュメンタリー番組で見た甲斐信枝さんを思い出すようになりました。
今年、85歳になる絵本作家で、雑草を主題に絵本を描きつづけておられるとのこと。
その甲斐さんがカラスノエンドウを描いてらしたんですよね。絵になりにくい花だと思うのに、彼女が描くと1人前の「主役」になってしまう。
ものを見る目が大事なんですね。これからはじっくり雑草と付き合ってゆきたいと思いました。