惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

小松左京七回忌の集い

2017-07-23 21:30:34 | アート・文化

 昨日は深川江戸資料館にて、NPOグローバルシアター和の輪「小松左京七回忌の集い」
 小松さんの作品と秘書の乙部順子さん著『小松左京と日本沈没 秘書物語』をベースとした朗読劇が上演されました。

 昼の部と夜の部の二部構成で、演目が異なっています――

昼の部
  1. 見捨てられた人々
  2. ロボット地蔵
  3. 11人
  4. お召し
  5. 岬にて
夜の部
  1. 夜が明けたら
  2. 新都市建設
  3. おむかえ
  4. 「小松左京と日本沈没 秘書物語」乙部順子著
  5. 影が重なる時
  6. 果しなき流れの果に

 私は夜の部にお邪魔したのですが、それぞれ、趣向を凝らした演出で、小松作品の面白さがうまく伝わってくるように思いました。

 とりわけ感嘆したのが『果しなき流れの果に』。城谷小夜子さんの語りが、迫力満点。スケールの大きなあの作品を、シンプルな舞台で、よくまあここまで表現できたものだと、びっくりしました。50分ぐらい(?)に凝縮した抜粋の手際も見事。
 見ることがてよかったと、感慨にひたりながら、夜の都心を横切って帰りました。