昨日は深川江戸資料館にて、NPOグローバルシアター和の輪「小松左京七回忌の集い」。
小松さんの作品と秘書の乙部順子さん著『小松左京と日本沈没 秘書物語』をベースとした朗読劇が上演されました。
昼の部と夜の部の二部構成で、演目が異なっています――
- 昼の部
- 見捨てられた人々
- ロボット地蔵
- 11人
- 沼
- お召し
- 岬にて
- 夜の部
- 夜が明けたら
- 新都市建設
- おむかえ
- 「小松左京と日本沈没 秘書物語」乙部順子著
- 影が重なる時
- 果しなき流れの果に
私は夜の部にお邪魔したのですが、それぞれ、趣向を凝らした演出で、小松作品の面白さがうまく伝わってくるように思いました。
とりわけ感嘆したのが『果しなき流れの果に』。城谷小夜子さんの語りが、迫力満点。スケールの大きなあの作品を、シンプルな舞台で、よくまあここまで表現できたものだと、びっくりしました。50分ぐらい(?)に凝縮した抜粋の手際も見事。
見ることがてよかったと、感慨にひたりながら、夜の都心を横切って帰りました。