午後は神奈川県海老名市まで出かけ、「アメリカンアートソングの世界」。
アメリカの音楽、特に歌といえば、ジャズ、ブルース、カントリー、フォーク、さらにはミュージカルや映画音楽といったことになりそうですが、ここでは「アートソング」と銘打って、クラシックの歌曲を聞かせてもらいました。
コープランド、ガーシュインなどの作曲家の曲、そして黒人霊歌も。
メニッシュ純子さんの声はとても素直な響きで心地よい。お人柄のせいもあるのでしょう、純粋で明るい世界が広がりました。
コープランド「私は猫を買ってきた」のお茶目な楽しさ、ガーシュイン「私を見守ってくれる誰か」の懐かしい親しみやすさ……大草原の少女ローラが育ったら、メニッシュさんみたいな歌手になるんじゃないかと思いました。
拾いものだったのは、ピアノ独奏で聞いた、ゴッチョークという19世紀の作曲家の「バンジョー」なる曲。ラグタイムと高度なピアノ練習曲の混じったような、楽しい小曲で、こんな人の、こんな曲があるんだと驚きました。
アメリカの音楽も奥が深い。