昨日、書いたテントウムシダマシの体液を吸っていた昆虫。写真を撮ることができました。
今日は、テントウムシダマシを捕獲しているのを見ることはできませんでしたが、すぐそばのキュウリの葉っぱでウロウロ。たぶん、テントウムシとは限らず、ウリハムシやクモなども探していたんでしょうね。
ウェブの図鑑などと照らし合わせると、まちがいなくヨコヅナサシガメです。外来の肉食カメムシ。
カメムシのほとんどは植物の汁を吸うのですが、サシガメやタガメは肉食で、動物の体液を吸うんですね。
このヨコヅナサシガメは国立環境研究所の侵入生物データベースによれば、本来の分布は、中国、インドシナ半島、インド。九州では1930年代に、関東地方では1990年代になって見つかったそうです。ソメイヨシノの幹に群がっていることが多いらしい。
同データベースの備考欄に「各種外来昆虫（アメリカシロヒトリ、ヒロヘリアオイラガなど）の天敵でもある。本種によりヒロヘリアオイラガの密度が抑えられるという研究結果がある」とあります。
特にテントウムシダマシを狙うというわけではないようですが、なんとか天敵に育ってもらえないものでしょうか。応援するぞ。
名前は、体のへりの白黒模様を相撲の化粧まわしの綱に見立てたものでしょうね。雲竜型か、不知火型か？
なお、うかつに触ると刺されることがあるそうなので、要注意。毒はありませんが、痛くて、その後、痒いそうです。