昨日のつづき。
ナンシー・シナトラの「フルーツ・カラーのお月さま」は、ザ・マリナーズの「I See The Moon」のカバーですが、日本ではナンシーの歌の、そのまたカバーが出ています。それも2枚。
1枚は、後藤久美子ちゃんによるもの。「ちゃん」というのは、当時、まだ6歳というごく若い歌手だったから。
後に、同名の美少女タレントが活躍しますが、それとは別人。1956年生まれで、5歳でデビューし、「史上最年少のジャズ歌手」と呼ばれました。今ではまったくといっていいほど忘れられているのでは?
彼女が1963年に出した8枚目のシングルがこの曲だったそうで、「あたしを みてるの まあるい お月さま」と、日本語で歌ったようです。
もう1枚は梅木マリさん。後藤久美子ちゃんのと同じ1963年に出た「銀座のバカンス」のB面がこの曲。「フルーツ・カラーのお月様」という表記だったようです。日本語だったと思われますが、今のところ、内容はわかりません。
この人は、今では、アニメ「トムとジェリー」の主題歌で覚えられていますね。
ということで、日本語で歌いたければ、後藤久美子ちゃんのバージョンを歌えばいいことになりますが、どうもしっくりこないんですよね。もっと、自分の散歩に合う歌詞にしたい。
「I See The Moon」のことは、これくらいにして。
その後のナンシー・シナトラは、60年代なかばから、大人の女性っぽい路線に切り換え、「にくい貴方」や「シュガー・タウンは恋の町」といった大ヒットを飛ばし、プロデューサーだったリー・ヘイズリーウッドとは「サマーワイン」を、父親のフランク・シナトラとは「恋のひとこと」を一緒に歌ってヒットさせています。〈007〉シリーズの主題歌「You Only Live Twice」もいいですねぇ。
お気に入りの歌手の1人でした(というか、今もお元気だと思いますが)。
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