「キヤノン」や「文化シヤッター」、「富士フイルム」のように拗音など、本来なら小さく添えるべき文字を大きく表記する会社があることは、古い友人で日本語問題の大家・岡田芙さんに教えてもらってから気づきました。つい最近のことです。
で、今日はこうした例をもうひとつ見つけたのです。
で、今日はこうした例をもうひとつ見つけたのです。
恵比寿麦酒記念館館長の端田晶さんが書かれた『小心者の大ジョッキ』(講談社)にある次の一文――
- ビールを看板にしているサッポロライオンやニユー・トーキヨーなどの大型ビヤホールでは、お料理の食器とグラスやジョッキを絶対に一緒に洗浄しません。
以前なら何気なく読み進んだはずの「ニユー・トーキヨー」に目が止まりました。「ユ」も「ヨ」も大きい文字で書かれています。これは誤植ではないはず。
ウェブでニユートーキヨーのホームページを見てみると、果たしてその通りでした。
1つの社名なのに小さくしない例が2つも含まれているなんて、すごいじゃないですか。これに気づいて、何だか得したような気分になりました。
どうやらビヤホールの店の名は「ニユー・トーキヨー」とナカグロ(・)が付き、社名にはナカグロがないようです。ちょっとややこしい。
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