皮膚科クリニックでやってもらっていた金属アレルギーのパッチテストが終わりました。
けっこう色々な金属にアレルギー反応が出ているようです。
テストは背中にアレルゲンとなる物質を含んだパッチを貼って反応を見ます。
写真は2日間貼ったパッチを剥がした直後。きたない背中ですみません。ご参考までに。
16種類のアレルゲンが検査されています。この写真ではほとんどの跡が、色の濃さの程度はありますが、変色しています。
これから2日経っても跡が残っていたのが6種類。コバルト、白金、イリジウム、カリウム、ニッケル、亜鉛。
これらが要注意の金属となるようです。
さらに、貼って1週間後となる今日まで跡がはっきりしていたのは、白金、イリジウム、カリウムの3種でした。特に強い反応を引き起こす金属ということなのでしょう。ただし、カリウムは染料などに含まれていてあまり一般的でないので、さほど気にしなくていいということでした。
残る「犯人」は白金とイリジウムですが、白金は私の場合、触れる可能性がありません。結局、イリジウムがいちばん怪しいことになります。
イリジウムは元素番号77のレアメタルで反応しにくい性質をもっていますが、歯科治療用の合金には必ずといっていいほど含まれているそうです。私の場合、これがいちばんの元凶のように思います。
その他、ニッケル、コバルト、亜鉛なども、食品などを通じての摂取に気をつける必要があるとアドバイスされました。
豆、ナッツ、海藻、チョコレートなどが要注意なんですね。用心して食べなくては。
私の姉も、小麦、乳製品、キャベツ、大根など多数の食品アレルギーで、食事に苦労しています。
ニッケルなどの金属アレルギーになる人も多いようです。ただカリウムも亜鉛も必須元素なのでちょっと不思議な気もします。過剰症ということでしょうか。(カリウムといっても、金属は水と激しく反応するので、イオンの方でしょうね)コバルト合金も歯科医療によく用いられるそうです。イリジウム合金は指輪などの宝飾品や、万年筆のペン先に用いられるそうです。
最近、一般化学や無機化学を教えているのでつい興味を持って調べてしまいました。
わたしは、今のところ幸いにも花粉症だけです。
今のところそんなにひどくないので、あまり神経質にはなっていませんが、突然こんなことになるなんて……。