引っ越しの際、手当たり次第に段ボール箱に入れてきた本を、残すものと処分するものとに分けなければなりません。
書庫を新しくするのに本を減らすというのも変な話かもしれませんが、これまでは本棚に限らず、押入れといい、天井裏といい、とにかく家の至るところに詰め込んであったので数だけはやたらに多いのです。これを書架に並べて活用できるものだけに絞ろうと目論んでいます。半分……可能なら3分の1ぐらいに減らしたい。
書庫を新しくするのに本を減らすというのも変な話かもしれませんが、これまでは本棚に限らず、押入れといい、天井裏といい、とにかく家の至るところに詰め込んであったので数だけはやたらに多いのです。これを書架に並べて活用できるものだけに絞ろうと目論んでいます。半分……可能なら3分の1ぐらいに減らしたい。
で、今日は取捨選択の第一歩を踏み出したというわけです。
しかし、あれこれ愛着があって、ページをめくったりしていると、どうしても手元に置きたくなってしまいます。方針としては――
- 市の図書館で借りられるものは手離す
- ノンフィクションで同一分野のものは代表的な著者および著書に限る
- 小説は古典的名作となりそうなもののみを残す
処分を決めた本はさっそく、ミカン箱ひとつ分を行きつけの古本屋さんまで持ってゆきました。
「たくさん売りたいので取りに来ていただけますか?」
「いいですよ。でも、店を開ける前になりますから、朝9時とかになりますけど」
一人で営業しているので、大変らしいのです。少しずつこちらから持ち込んだ方が良さそうなので、そうしようと思っています。
〈遊歩人〉3月号が出ています。担当の書評欄(というかエッセイみたいになっていますが)で、次の4冊を取り上げました――
- 田近英一『凍った地球――スノーボールアースと生命進化の物語』(新潮選書)
- 難波功士『創刊の社会史』(ちくま新書)
- 滝田誠一郎『ビッグコミック創刊物語――ナマズの意地』(プレジデント社)
- 森山大道『もうひとつの国へ』(朝日新聞出版社)
先々、あれもこれも書きたいと考えると、資料になりそうな本が増えるんですよね。でも、人生も残りが見えてきたので、そろそろ思い切らねばなりません。
ねぎらいのお言葉、ありがとうございます。
捨てなければと思っても、自分で選んで買った本には未練が残りますねえ……。予定どおりには減ってゆきません。
筋肉痛には朝晩の電動マッサージャーがありがたいですよ。
このところ本の整理に携わっている身としては、「わかるわかる」という気持ちです。
もっとも、こちらは整理するだけの身ですから、もっぱら「こんな本いらないでしょう」とか「思い切ってバーンと捨てましょう」と無責任に雇い主を煽っているだけですが。
重たい本を運んで、腰など痛めぬようご注意くださいませ。ぼくは毎日本棚のはしごを上がったり降りたりしているので、腰がバリバリに張っています。