洗濯をしても、図書館へ行っても、園芸用品を買っても、何をしても「平成最後の」とつけてしまいそう。ちょっとしたお祭り騒ぎです。
昭和が終わる時の、「ご容体が――」という報道を気にしながら息をひそめるように暮らしていたことを思うと、なんと朗らかに、軽やかに、時代の転換点が迎えられることか。晴れやかな気分になります。
これも平成天皇のご功績のひとつですね。
〈小説推理〉6月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の5冊をとりあげています――
- 酉島伝法 『宿借りの星』 (創元日本SF叢書)
- ケン・リュウ 『生まれ変わり』 (古沢嘉通ほか訳、新☆ハヤカワSFシリーズ)
- グレッグ・イーガン 『ビット・プレイヤー』 (山岸真訳、ハヤカワ文庫SF)
- ピーター・ワッツ 『巨星』 (嶋田洋一訳、創元SF文庫)
- 図師慧 『愛は、こぼれるqの音色』 (アトリエサード)
『宿借りの星』にぞっこん。とりわけ、虫の生態に興味がある人にはぜひとも読んでもらいたいものです。
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