第39回日本SF大賞が次のとおり決まったそうです――
- 【大賞】
- 『飛ぶ孔雀』山尾悠子(文藝春秋)
- 『文字渦』円城塔(新潮社)
- 【功績賞】
- 横田順彌
大賞はどちらも私が推薦した作品(6つ推薦しましたが)。これが馬券だったらなあ。
そして2作とも文芸誌――純文学作品を掲載する雑誌に載った連作をまとめたものですね。
SFと純文学の相互浸食が当たり前の状態になりましたねぇ。
先日の芥川賞を『ニムロッド』で受賞した上田岳弘さんもSFを書いているといっていいし。候補の1人だった高山羽根子さんは、ふつうはSF作家と見做されているし。
SFも純文も、自由で、風通しがよくなったといっていいんじゃないでしょうか。
ただね、SFとしてのみ評価される作品も多い。そういった部分も大切にしてゆかなくては。
「ベストSF2018」、2人目の投票がありました。
さあのうず(放克軒)さん、ありがとうございます。
引き続き、投票、よろしくお願いします。
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