午後、いつもの散歩の時間よりやや早めに家を出て市の文化会館「たづくり」へ。
2階北ギャラリーで「マンガ家・つげ義春と調布」展が開かれているので駆け付けました。
つげさんは1966年、水木しげるさんのアシスタントとして働くためにこの街に引っ越してこられたんですね。以来56年あまり、市内南部、多摩川近くの何か所かに住まわれていらっしゃいます。
街のあちこちが、多くの作品に反映されています。そのあたりにスポットを当てた今回の展覧会。
展示内容が素晴らしい。とても素晴らしい。
「ねじ式」や「無能の人」の原画、つげさん一家のプロフィール、つげさんが市内のあちこちを訪ねる短い動画など、つげ作品と人物を身近に感じられる内容。展示数はそんなに多くないのですが、じっくり見ていると1時間では終わりそうもありません。
会場内でこのガラスケースだけは撮影可能でした。
手前から筆洗、鉛筆削りと鉛筆、机の脇にいつも置かれているという薄紫色の石、墨汁、絵の具とパレットが2組、筆とペン。いちばん奥には愛用のカメラが3台。
つげマンガのキャラクターを描いたTシャツも販売されていました。
今月22日(日)まで。入場無料。
街全体がテーマ・パークみたいになっていて、JP日本郵便の妖怪ポスト、鬼太郎が住む神社、猫娘が住む神社、定休日でしたが中華料理八幡にも行きました。
つげ義春さん関係の場所も多いのですが、こちらはお人柄に合わせてひっそりと……。