惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

新旧ダジャレ王

2006-06-19 20:21:40 | 日記・エッセイ・コラム
 昨夜のW杯、日本対クロアチア戦。
 どちらも決められないんですね。同じように決められなくても、クロアチアの場合は「ひゃーっ、良かった」と胸を撫で下ろし、日本の場合は「わあ~っ、何やってんだよ」とイライラを募らせる。なかなか公平な視点からゲームを見るわけにはいきません。
 それでも、ブラジル戦にまだ興味をつなぐことが出来たのは、川口の神ワザ的な守りのおかげです。ありがとう、川口! 次回もカンペキな守りでゴールに蓋をしてくだされ。

 今日は横浜方面へ出かけ、ダジャレによる新作落語を発表しつづけている新進落語家と、ダジャレによるSFで一世を風靡したベテラン作家との対面のお手伝い。ここからいずれ素敵な実りがありますように。


2006-06-18 20:19:41 | 日記・エッセイ・コラム
 ほぼ一日降り続く。

 窓辺で本を読み、時おり外を眺めると、まるで水槽の底にいるような気がしてきます。庭の木や草はどれも水草に変身し、水の中でけだるそうに揺れている……。
 こんな気分も悪くはないですね。鬱陶しさを楽しむ心境。

 ――などといっているうちに時間が経ち、日は暮れた。
 もうすぐ対クロアチア戦だ。なんとしても勝ってもらいたい。応援するぞ。


カルガモクエスト

2006-06-17 20:40:55 | 日記・エッセイ・コラム
 夕方の散歩はカルガモ親子の安否をたずねる旅に――なるはずでしたが、なかなかそうはならず。

 まず野良猫に引っかかり、首や頭を撫でさすってご機嫌とり。
 さあ、カモのいた上流へ、と思ったら又住橋のたもとで夕暮れの漁をしているカワセミを発見。たまたま今日はテレコンバータを持っていたので、デジカメに装着して撮影を試みる。
 と、遊歩道を歩いて来た人が、「あ、センセイ!」。
 なんとKさんご夫妻でした。はるばる上流からお2人で野川散歩(というよりハイキング?)を楽しんでこられたところ。うらやましい週末を過ごしていらっしゃる。
 「いやあ、奇遇ですねえ」などと、しばし歓談。カワセミも飛び去ったところで、お2人と別れ、今度こそ上流へ。

 途中、川岸は生い茂った草が流れに薙ぎ倒され、その上でハトやスズメが餌を漁っています。イネ科の草なので、実を食べているようです。倒れていると、ついばみやすいのは道理です。

Kamo0606b  いました。
 ヒナも5羽揃って、家族一同無事でした。元気に水草を漁っています。
 ヒナたちは10日前に比べると格段に大きくなっています。成長が早い。

 ホッと胸を撫で下ろして帰途につきました。 


心配

2006-06-16 20:26:44 | 日記・エッセイ・コラム

 明け方の雨はもの凄かった。ザンザカザンザン、ドンドカダカダカという感じで屋根や壁を叩いて、あまりうるさいので目が覚めてしまいましたよ。
 二度寝して、もう一度目覚めた頃には小降りになり、午後には薄日も差したのですが、庭に育っているアオジソのほとんどは地面に這いつくばってます。時間が経てば起き上がるとは思うのですが。

 それよりも心配なのは野川のカルガモ親子。
 この川はあっという間に増水して川幅いっぱいに激しい流れが溢れます。うまく避難できたかどうか。
 今日は確認に行くことができなかったので、明日あたり、見に行ってみようと思っています。無事だといいけれど……。


『ライトノベル「超」入門』

2006-06-15 21:49:24 | 本と雑誌
 〈遊歩人〉6月号の書評にも書きましたが、新城カズマさんの『ライトノベル「超」入門』(ソフトバンク新書)を読んで、私なりにライトノベルの捉え方が出来るようになったと感じました。

 ひとことでいえば――ライトノベルはマンガやアニメ風のキャラクターが動き回っている小説――こんなふうにくくれるのではないでしょうか。
 ライトノベルでは、書き手も、読み手も、脳裏にマンガやアニメのような登場人物や舞台などを想像しているのだと思います。従来の小説が、実際の人物やお芝居の人物や実写映画の人物やそれまでの小説の中の人物などが動いていたのと、その点で違っているようです。

 良い・悪いの問題ではなく、フィクションの楽しみ方の基盤が変化してきたために、こういう小説が登場してきただけのことでしょう。しかしながら、従来の小説との間には重大な差異が存在しています。
 そのあたりを指摘してくださった新城さんの著書は、ライトなタッチで書かれているとはいえ、なかなかの名著だと思いました。

 で、私なりの感想では、今度の映画『日本沈没』はライトノベルっぽいんだな。そのあたりが賛否両論を呼びそう。