惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

雨中の撮影

2007-10-26 20:18:50 | 日記・エッセイ・コラム
 朝から雨。たぶん夜明け頃から降りだしたのではないかしらん。一度、布団の中で目覚めた時に雨音がしていました。

 夕方になっても、やみそうでやまない。いったんはスニーカーで散歩に出かけたものの、雨脚が強まったので引き返し、レインブーツ(というとカッコイイけれど、ゴム長です)に履き替えて出直し。

 近所の公園の入り口付近に何人もの人が集まって、これまでなかったはずの電話ボックスが照らし出されている。「今どき電話ボックスを新設するのかな。珍しい」と思ったものの、どうも様子がおかしい。近くで照明の準備をしている人たちがいるので、ははぁ、これは何かの撮影だな、と気づきました。
 帰途、立ち寄ってみると、さっきよりは準備が進んでカメラも据えられていました。見物していた近所の人の話では金曜夜9時からのテレビドラマらしい。はて、どういうタイトルでしょうか?
 しかし、まさか雨のシーンを予定していたわけではないでしょうに。お気の毒。

 〈SFマガジン〉12月号が発売になりました。メインは「クリスマス特集」ですが、「世界SF大会〈Nippon2007〉総括特集」に、司会を担当した3つのパネルのレボートを書きました。写真も載っています。
 ただ、最後に新井素子さんと最相葉月さんの「星新一対談」の模様が「〈小説新潮〉12月号に掲載」とあるのは、11月号(現在、書店に並んでいる号)の間違いです。ごめんなさい。


光る目

2007-10-25 20:31:33 | 日記・エッセイ・コラム
Kosagi0710  正午ごろ、我が家のすぐそばの電線に来てとまったコサギ。つがいでした。いつもは野川で漁をしているのですが、ひと休みといったところでしょうか。
 デジカメで体の大きな方(オス?)を撮ったところ、目が光って見えました(クリックして大きな絵にすればわかるかな?)。
 逆光モードにしたところ、フラッシュがたけてしまったので、その光の反射なのかもしれません。それにしても色が不思議。

 夕方は駅北口の古本屋さんへたまった本を持ってゆきました。
 その際、先日ビデオで観た黒木和雄監督の映画『父と暮らせば』のエンドタイトルのクレジツトに店の名前が出ていたので、そのことをいうと、「図書館のシーンがありましたでしょう。あの本をお貸ししたんですよ」ということでした。段ボール箱十数個もの本が必要だったそうです。
 わが街には撮影所があり、映画の美術関係の人も多いので、そういった依頼がたまにあるようです。頼みやすそうなところに、協力をお願いするんでしょうね。

 ところで、古本屋さんに小さめながら段ボール2箱分を売り、他にコンテナ1個分を庭に出したにもかかわらず、部屋の本の山はほとんど減った気がしません。
 何か抜本的対策が必要になってきているような……。


タイムの剪定

2007-10-24 19:55:19 | 園芸
 タイムは種類が多いので、貰ったタネから育てた我が家のやつが何なのか、よくわかりませんが、たぶんコモンタイムという種類じゃないかしらん。鉢の中で小さな木になっています。

 細い枝が長く伸びて絡み合い、先っぽ以外は枯れたようになってしまうので、短く、すっきりさせようと思いました。
 どの枝を残し、どれくらいの長さにすればいいのか、よくわかりませんが、まあ適当に。スズメの巣みたいだったのが、ザンバラ髪ぐらいにはなりました。

 刈り取ったタイムの枝がカゴに一杯。本当は花の時期に収穫するようですが、この季節でも良い匂いがします。乾かして、ポプリ代わりに使おうかと考えています。


猫泥棒

2007-10-23 19:53:41 | ペット
 野川にかかる清水橋のたもとにある掲示板に「猫捕りにご注意!」という貼り紙がしてありました。
Nekotori0710  何でも最近、夜中にトラックで乗りつけてこのあたりの飼い猫、地域猫を捕まえてゆく輩がいるとのこと。三味線の皮や実験用動物として売るのだろうというのですが、ひどい話です。

 この掲示板のあたりには、いつも3~4匹の地域猫がいて、のんびり寝そべったりしていたものですが、そういえば、最近は姿を見ません。捕られてしまったのか……。

 馴染みのノラにも注意を呼びかけなければなりません。とはいうものの、話がうまく通じるかどうか。


「21世紀を夢見た日々~日本SFの50年~」

2007-10-22 20:15:19 | テレビ番組
 今日の空。
Cloud0710  朝はとてもよく晴れていましたが、昼近くになるとウロコ雲が出てきて、やがて空をびっしりと覆いつくしました。これはこれで見事なもの。
 午後、また晴れましたが、空の一画にはずっとありましたね、ウロコ雲。

 昨夜のNHK教育ETV特集「21世紀を夢見た日々~日本SFの50年~」。興味津々で観ました。
 番組全体のコンセプトは星新一・小松左京・筒井康隆らの「SF第1世代」の仕事が、SF小説に限らず、今日のアニメやマンガ、アキバ文化など日本文化の重要な側面を形づくった、というもの。これは正しい認識だと思いました。
 考えてみれば、日本ほどSFが蔓延している国は世界でも珍しいわけで、これは、1960年代からずっと子ども文化の中心としてSFを送りつづけてきた作家やメディアの果たした役割によるところが大きい。

 個人的に思ったのは、タイミングと人の大切さということ。
 SF作家たちが生まれつつあった時が、たまたまテレビ放送の勃興期と重なった。そして、その時、手塚治虫という人がいたため、SFアニメが量産されるようになった。
 この「偶然」がなければ、日本のSF環境はずいぶん違ったものとなり、子どもたちにSFが自然に浸透することもなかったのではないかと思えます。

 たとえ誰か他の人がSFアニメ(のようなもの)をやろうとしたとしても、「脚本家にSFを書かせるより、SF作家に脚本を書かせる方が良い」という判断はしなかったでしょう。SFのよくわかっている手塚さんだったからこそ、この判断ができ、豊田有恒さんが虫プロに入るようなことがあり得たのです。

 映像では、東海村の原子力研究所訪問の8ミリフィルム(でしょうね)が特筆もの。特に、エンディングで流れた踊る小松左京さんには笑いました。
 ほかにも色々と集めたり取材したりしたはずですから、それらのボツ映像もぜひ観てみたいものです。