今日の空。
朝はとてもよく晴れていましたが、昼近くになるとウロコ雲が出てきて、やがて空をびっしりと覆いつくしました。これはこれで見事なもの。
午後、また晴れましたが、空の一画にはずっとありましたね、ウロコ雲。
朝はとてもよく晴れていましたが、昼近くになるとウロコ雲が出てきて、やがて空をびっしりと覆いつくしました。これはこれで見事なもの。
午後、また晴れましたが、空の一画にはずっとありましたね、ウロコ雲。
昨夜のNHK教育ETV特集「21世紀を夢見た日々~日本SFの50年~」。興味津々で観ました。
番組全体のコンセプトは星新一・小松左京・筒井康隆らの「SF第1世代」の仕事が、SF小説に限らず、今日のアニメやマンガ、アキバ文化など日本文化の重要な側面を形づくった、というもの。これは正しい認識だと思いました。
考えてみれば、日本ほどSFが蔓延している国は世界でも珍しいわけで、これは、1960年代からずっと子ども文化の中心としてSFを送りつづけてきた作家やメディアの果たした役割によるところが大きい。
個人的に思ったのは、タイミングと人の大切さということ。
SF作家たちが生まれつつあった時が、たまたまテレビ放送の勃興期と重なった。そして、その時、手塚治虫という人がいたため、SFアニメが量産されるようになった。
この「偶然」がなければ、日本のSF環境はずいぶん違ったものとなり、子どもたちにSFが自然に浸透することもなかったのではないかと思えます。
たとえ誰か他の人がSFアニメ(のようなもの)をやろうとしたとしても、「脚本家にSFを書かせるより、SF作家に脚本を書かせる方が良い」という判断はしなかったでしょう。SFのよくわかっている手塚さんだったからこそ、この判断ができ、豊田有恒さんが虫プロに入るようなことがあり得たのです。
映像では、東海村の原子力研究所訪問の8ミリフィルム(でしょうね)が特筆もの。特に、エンディングで流れた踊る小松左京さんには笑いました。
ほかにも色々と集めたり取材したりしたはずですから、それらのボツ映像もぜひ観てみたいものです。