世界陸上の女子マラソンで尾崎好美選手が2着。
ブエナビスタは最終コーナーから一気に出るはずだったのに、私には途中でひと息入れたように見えました。直線が長ければあれでも差せたのでしょうが、札幌のコースでは無理でした。馬が勘違いしてしまったのかなあ。
これで凱旋門賞は断念だとか。しょうがないか。
女子マラソンの最後の5キロぐらいは興奮しました。最後の1キロで中国の白雪選手が仕掛けてからは、もう椅子に座っていられず、立ち上がって応援してしまいました。
でも、銀メダルは立派。大いに祝福いたします。
おめでとう! そして、ありがとう。
目的はサイトウ・キネン・フェスティバルの第一夜「若い人のための〈サイトウ・キネン室内楽勉強会〉 (声楽/ピアノ)発表会」。良い雰囲気の音楽会でした。
松本まで中央自動車道~長野道を使い、バイクで片道2時間半。日帰り往復は可能ですが、さすがにちょっとしんどい。帰りは夜道だし、おまけに岡谷のあたりで少し雨も降りました。
今日のステレオグラムはオニドコロ。クリックして大きくした画像を交差法でご覧ください。
オニドコロはヤマノイモ科、ヤマノイモ属。蔓性の植物で、花はヤマノイモとほとんど同じです。
3枚羽の軍配のような子房のてっぺんに6枚の花びらをつけているのが雌花。奥に見える、子房のない花が雄花です。
雌花の子房は秋の終わりになると乾燥して、このままの形で茶色くなります。ヤマノイモと同じように、それを鼻の上にくっつけて「テングの鼻」とかいって遊んだりしました。
鬼野老(オニドコロ)という名前は『万有百科大事典』によれば「正月に長寿を祝うために橙、昆布、串柿などとともに飾ったので、ひげ根の多い根茎を老人にたとえて野老とよぶ」とあります。
「野老」は「海老」と対になる表記だそうで、野山の老人ということでしょうか。
しかし、これをなぜ「ところ」と読むかは謎。何か深い意味があるのかもしれません。
昨夜は男子100メートルの準決勝、決勝のテレビ中継を見たかったのですが、何時になれば始まるのかまったくわからず、深夜0時過ぎには諦めて寝てしまいました。
でも、頑張って起きていた人にはご褒美が待っていたんですね。ウサイン・ボルト選手の驚異的レコードでの優勝。
朝、起きていちばんにネットをチェックし、驚きました。何度も何度も動画を見返してしまった。そのまま一日中、興奮が醒めやらないまま。
最後まで本気で走ったら、こんなことになるんだ。「北京の時ほど調子は良くなかった」と言っていますが、今更ながらに北京でのレースのボルトの態度にあきれます。
今回、ライバルのゲイ選手は問題だったスタートもうまくゆき、「これなら得意の後半で勝てる!」と思ったのではないでしょうか。しかし、ボルトはスタートも強ければ、中盤も強い。そして終盤も他をよせつけない圧倒的強さ。
嗚呼、こんなに速く走れる男がいるとは!
今日の夕方、この花を見つけた時は驚きました。いつもの公園の木立の下にひっそりと咲いていたのです。
野生? それとも、園芸品種がこんなところにこぼれた?
名前とともに、なぜ生えていたのかも、謎。