惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

麦酒賛

2013-08-13 20:21:24 | 日記・エッセイ・コラム
 ややしのぎやすかったかな、と思えど、最高気温33.4℃(隣町アメダス)。

 当然、今日も市民プールへ出かけました。
 プールの水温33.0℃。夕方だったので気温は30℃ぐらい? 水に浸かるとかえって温かいんです。
 泳いで火照った体を、プールサイドで風にあたって冷ますという感じ。あまり嬉しくないです。

 夕食はカレー。
 プールから戻ってカレーを食べるなんて、決め過ぎの感ありですが、さらにグラス1杯の麦酒(本当は発泡酒)がつくので、もう最高!

 冷たくて、ちょっと苦い麦酒を口にこくこくと流し込むと、液体の塊が喉の壁を押しひろげるように流れ落ちてゆきます。この冷たい圧力がたまらないですね~。

 でも、夕食で麦酒を飲むと、やがて喉が渇いてきます。
 で、寝る前に冷たいお茶をまたゴクリ。これも美味しいんですよね。麦酒は喉に2度美味しい!


大夕立

2013-08-12 20:42:46 | 季節
 朝、「本日も夕立、希望」なんてつぶやいてしまいました。
 夜にはそれを少しばかり後悔することになろうとは。

 昨日の夕立は午後3時前後だったのですが、今日は午後6時過ぎから。

 その前、いつものように市民プールへ行ってました。ぬるい水の中で泳いでいると、北東方面に黒い雲が広がり、ゴロゴロと遠雷が響いてきました。
 でも、音は遠いし、雲もそんなに発達しそうになくて、「今日は空振りかなあ」と思いながら、自転車で帰宅したのでした。

 ところが、間もなく、水着を洗っているうちに、激しい雷鳴が轟き始め、窓には横殴りの雨。
 半時間あまりは大雷鳴大会。まぶしくて、うるさくて、家の中の会話もままならないほど。一時的に停電までありました。

 とはいえ、夕立の効果は抜群。今日の最高気温は34.7℃でしたが、雨の後は23.5℃まで下がってました(隣町アメダス)。
 明日も夕立を願ってよいものか、どうか。


第4回創元SF短編賞

2013-08-11 21:08:48 | SF
 午後3時頃、激しい雷雨。
 立て続けの稲光、全天に轟き渡る雷鳴。叩きつける雨。典型的な夕立でした。

 おかげで気温がぐんと下がりました。午後2時には今日の最高気温36.8℃だったのが、雨の後は25.4℃。10度以上も低下しました。
 明け方の気温が28.6℃までしか下がらなかったので、これが今日の最低気温。いやあ、ありがたい。

 でも、落雷のため京王線は主要区間が長時間にわたってストップしています。信号が故障したらしい。これは迷惑だったな。

 今日は9日(金)夜にベルサール飯田橋駅前でおこなわれた第4回創元SF短編賞贈呈式&トークショーの模様を簡単にお伝えします。

 第4回創元SF短編賞の正賞は宮西建礼さんの「銀河風帆走」。『年間日本SF傑作選 極光星群』(創元SF文庫)ですでに読めます。

Sogensf1308a 写真は贈呈式と、選考委員による選考報告などの後、宮西さんを壇上に招いてのトークショーの様子。
 左から、東京創元社の小浜さん、選考委員の大森望さん、宮西さん、選考委員の、円城塔さん、同じく日下三蔵さん。
 宮西さんが好きなSFはクラークと、お母様が読んでたブラッドベリだとか。
 ちなみに、マイクの持ち方がユニークだと円城さんから何度も注目されてました。ずっとこの持ち方で通してたから、これが彼の型なんでしょうね。

 続いて、各選考委員賞の受賞者3人を壇上に招いて。

Sogensf1308b 中央左から、日下三蔵賞の高槻真樹さん、大森望賞の鹿島建曜さん、円城塔賞の与田Keeさん。

 高槻さんの作品「狂恋の女師匠」は溝口健二の失われたフィルムを巡るSFミステリー。日本SF評論賞とのダブル受賞は忍澤勉さん、渡邊利道さんに次いで3人目ですね。
 鹿島さんの「The Unknown Hero:Secret Origin」はアメコミヒーローもののパロディだとか。ご本人は「いちばん書きたいものを書いたらこうなった」とおっしゃってました。
 「不眠症奇譚」の与田Keeさんはずっと写真をやっておられたとかで、行き詰まりを打破するために言葉の世界に挑んだとおっしゃってました。円城さんによれば「これが日本人のもの?」というような幻想小説だそうです。

 こじんまりしたセレモニーだったせいか、登壇された方々の人柄なのか、創元社のカラーなのか、和気藹々として、しかも真摯な言葉が行き交う、気持ちのよいトークショーでした。


星新一賞創設記念シンポジウム

2013-08-10 21:10:11 | SF
 うひゃあ、めちゃんこ暑い! 夜は夜で寝苦しい!
 日中最高気温36.8℃、今朝の最低気温27.8℃(ともに隣町アメダス)。

Natsuzuisen1308 ひさしぶりの花の写真はナツズイセン。ヒガンバナ科の多年草。草刈の終わった遊歩道に、1本だけ刈り残してありました。
 田舎の庭にもあって、中学生の頃、この花が咲くと夏休みの宿題にラストスパートをかけないとヤバかった思い出があります。高知では咲くのがもう少し遅かったんじゃないかな。

 このところ夜のイヴェントが続いてブログが更新できませんでした。

 今夜は7日(水)に大手町の日経ホールで開かれた星新一賞創設記念シンポジウム「発想立国の作り方~イマジネーションと日本のポテンシャル~」を簡単にご報告。

 表題どおり、星新一賞が創設されたことを記念して、各界の有識者が発想力について語るというシンポジウム。

 最初に星さんの娘・マリナさんが、「この賞ができて父も喜んでいるのではないかと思います。人工知能でも宇宙人でも応募できますのでどうぞ」と挨拶。星さん作のSF川柳を5句(タイマムシン乗り越しの人いませんか、など)を披露されました。

 基調講演は「はやぶさ」プロジェクトマネージャーの川口淳一郎さん。オヤジギャグ満載の、笑いをとる短い語りを畳み掛ける講演。いちばんおっしゃりたかったことは、独創を推し進めなければだめということ――「高い塔を建ててみなければ、新たな水平線は見えてこない」。

 パネルディスカッションの出演者は、川口マネージャーの他、IHI常務執行役員・朝倉啓さん、公立はこだて未来大学教授・松原仁さん、マンガ家・浦沢直樹さん。司会は日経論説委員の滝順一さん。
 それぞれの立場からの発想法の話はおもしろく、有益でしたが、そこははしょって、いちばん大変だったことについてのみ。この種のシンポには珍しく、人工知能研究の松原さんが窮地に立たされたのです。

 松原さんは、星新一のようなショートショートをコンピュータに書かせるという「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」(このタイトルは短縮してはダメだとか)に取り組んでいるのですが、これに、浦沢さんから「ぼくらが憧れを抱けるような作家性をコンピュータが持てますか? コンピュータはトラウマ抱いたりしますか?」とやんわり疑問が投げかけられましたが、川口マネージャーに至っては、「コンピュータに文章は書けませんよ」とはっきり否定。
 松原さんは「無理だろうといわれたテーマが大事なんです。だから、これは見込みがあるのでは」と反論。さて、どんな成果が出ますやら。

 森下は、現在の目標である2017年までというのは無理としても、やりがいのあるテーマだと思います。物語とは何かについても、あれこれ考えたりしているところでもありますので。


プールは広いな

2013-08-06 20:29:51 | 日記・エッセイ・コラム
 広島原爆の日。
 先月、かの地を訪れたばかりなので、黙祷にも気合がこもりました。核兵器のない世界にしたい!

 一日、晴れたり曇ったりで、最高気温30.8℃(隣町アメダス)。
 そんなに暑くはないはずですが、湿度が高いのでとても不快。

 ところが、そろそろ市民プールへ行こうかなという午後4時過ぎ、ゴロゴロと雷が。黒い雲が西の空にも北にも広がっています。
 プールは雷が近づくと遊泳禁止になるので、今日は見合すかなと逡巡していたのですが、雷はさほど激しくならないし、雨も降りません。
 やっぱり行こう! と決めて、自転車で出かけました。

 市民プールは人がまばら。到着した時には10人程度いたでしょうか。30分ほど泳ぐ間に、さらに減って、8コースの広さの50メートルプールに5人が泳ぐだけ。まったく他人を気にせず、伸び伸びと泳げました。
 で、つい「プールは広いな、大きいな♪」などと……。