惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

野川清掃

2015-02-22 21:02:23 | 日記・エッセイ・コラム

 今朝は近所でおこなわれた野川清掃ボランティアに参加しました。
 15人ほどがゴミ挟みと大きなポリ袋を手に、流れの内外のゴミを拾いました。空き缶、ボリ袋、発泡スチロールなどが多い。

 

 あと、いつも思うのですが、川岸の草の根元などに女性用生理用品の残骸がまつわりついているのが、とても醜悪。
 事情がわからないうちは「こんなものを川に流す人がいるのだろうか」と不思議に思っていたのですが、上流の小金井市の下水が「合流式」といって、雨水と家庭排水などを一緒に集める方式だと知り、だいたいの想像がつくようになりました。

 

 合流式下水の場合、雨が多く降り、雨水の量が一定以上になると下水が処理されないまま川に放出されるのです。つまり、汚い話ですが「うんこ水」がそのまま流れている。その中にナプキンがあって、下流の草などに絡みつくのだと思います。
 早く下水を「分流式」に改善して欲しいものです。

 

 「ベストSF2014」に2人目の投票がありました。さあのうずさん、ありがとうございます。
 引き続き、たくさんの投票、お待ちしています。


ポタんぽ

2015-02-21 20:16:15 | 日記・エッセイ・コラム

 第35回日本SF大賞が決定したそうです。

  • 大賞   藤井太洋『オーピタル・クラウド』(早川書房)
          長谷敏司『My Humanity』(ハヤカワ文庫JA)
  • 功績賞  平井和正

 

「ベストSF2014」投票募集中です(今月末日まで)。
 要領はこちらをご覧ください。

 

 夕方の散歩は三鷹市役所近辺。
 途中まで自転車で出かけ、駐輪場にとめてからしばらく歩きまわりました。

 

 こういう形の散歩も、時々、します。家の近所から少し離れたところを歩けるのが楽しい。
 名づけて「ポタんぽ」。自転車のポタリングと徒歩の散歩とを合体させてみました。

 

 ずっと自転車で走り回るのもありですが、歩かないと見えてこないものもある。なので、どうしても歩きたくなることがあります。
 同様に、バイク+歩きのことも。こちらは「二輪歩」とでも呼びましょうか。


仏の座

2015-02-20 20:55:09 | 草花

 昨夜は新宿でSFファンの集まり「一の日会」。
 10人で、先日、77歳で亡くなった長老・牧村光夫さんを追悼しました。

 

 大先輩を失ったのは悲しいけれど、こんな仲間たちの1人として牧村さんとお付き合いできたことを嬉しく思いました。これからも折に触れ、故人を思い出すことでしょう。

 

 今日は最高気温 12.0℃(隣町アメダス)というポカポカ陽気。
 じっと本を読んでいることが出来ず、ミミズの「分家」作業をしてしまいました。

 

 昨年10月下旬に釣具屋さんで買ったシマミミズを飼って、そろそろ4か月。
 買った時はトランプの箱を2~3個重ねたぐらいの紙箱の中で、小さなミミズが推定80匹ぐらいいるだけでしたが、今はプロテインの空き缶(太巻き蚊取り線香の缶ぐらいの大きさ。プラスチック製)の中で、飼い始めとは見違えるほど大きくなったミミズがうごめいています。窮屈になっているんじゃないかなあ、と思っていたのです。
 で、同じ容器をもうひとつ用意して、半分ずつ棲んでもらうことに。

 

 いったん、土というか、餌まじりの糞というか、とにかく、棲んでいる環境ごと外に取り出しました。案の定、容器の内部いっぱいという感じでミミズたちが絡まり合っています。たぶん、大きさは10倍、数は3倍ほどになっているのではないでしょうか。
 分家して、2つの容器でしばらく飼い、来月下旬には、設計中の「ミミズ御殿」に移住してもらう予定。

 

 ミミズの世話をした後、野川を散歩。
 岸で見かけたホトケノザの花です。

 

 

 シソ科の1~2年草。マッチ棒の先のように見えるのは閉鎖花。これから初夏にかけてあちこちで見かけることになります。


賞味期限

2015-02-18 20:33:45 | 通販・買い物

 一日、冷たい雨。明け方も日中も気温はほぼ変わらず、4℃に届くか届かないかという寒さでした。
 もうそろそろ冬は終わっていいと思います。

 

 夕方、傘を差しての散歩の途中、駅の南口にあるカルディコーヒーファームを覗きました。
 このお店は楽しい。時々、特価のワインを買います。

 

 今日、目についたのは「賞味期限が迫っているため」ということで、激安で売られていたホットソース。
 初めて知る製品で「ムーチョアロハ」というそうです。
 ちょうどタバスコが切れかけているので、次に使ってみようかと思ったのですが、お味はどうなのかな。

 

 それにしても、安い。税込み49円!
 表示されている賞味期限はあと3週間ですが、私はこの手の商品は期限を気にしません。たぶん1年ぐらいなら、過ぎてても平気かも。さすがにそんなものを売っているお店はありませんが。

 

 ただしミルクや日本酒は、パッケージされてから日が経ってない方がいいと思っています。


丸い地球の水平線に

2015-02-17 20:51:46 | テレビ番組

 中山千夏『芸能人の帽子』(講談社)を読み始めたところです。

 

 最初に書かれているのが、「ひょっこりひょうたん島」に出ていた頃のこと。千夏さんは「博士」の声を担当していましたね。

 

 この連続人形劇がNHKテレビで放映されたのは、1964年4月6日から1969年4月4日までだとか。私が中学に入った時から高校3年の春まで。たぶんターゲットはもっと下の世代だったのでしょうが、私も夢中になりました。クラブ活動のある日は無理だったけど、そうでない日は、必死で早い汽車に乗って帰宅し、午後5時45分からの放送を観たように思います。
 なぜ、それほどに惹きつけられたのか?
 千夏さんの記述に、その秘密を見たように思います。

 

 こんなふうに書かれています――

 

 二人の脚本家(森下註:井上ひさし&山元護久)が、毎回、呻吟の果てに絞り出す物語と会話には笑い死にしそうなとびきりの冗談と、そして果てしない自由への希望が横溢していた。(中略)多少とも管理の息苦しさに悩んでいたあの時代の子どもたちが、こぞって毎夕、あの十五分間を心待ちにしたのも、もっともだろう。

 

 まさにその通り! と叫びたくなりました。大学進学を目標にした学校生活に、私も息苦しさを覚えていたのです。

 

 それにしても、ここに描かれる放送局の空気は実に素敵。使命感と意味込みと遊び心とが混然とした現場の空気は、あの時代ならではだったかも。ただ、放映が終了して5年後、私が田舎の放送局に入った時も、その名残りは十分に残っていたように思います。
 あの雰囲気を知っているのと、そうでないのとでは、その後の人生観がずいぶん違ってしまうだろうなぁ。今でも「ひょっこりひょうたん島」のテーマソングはたまに歌います。