惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

白花丸葉縷紅

2015-09-19 20:52:38 | 草花

 マルバルコウはヒルガオ科の蔓性一年草。我が家の周辺でもあちこちにはびこって、大変な勢いを誇っています。
 「紅」という字が使われているように、一般には朱色の花を咲かせますが、今回は、白い花をつけているのを、野川の遊歩道で見かけました。あまり良い写真ではありませんけれども。

 原産地は熱帯アメリカ。数年前からよく見るようになったと思ったら、あっという間に増殖して空き地などを覆い尽くす勢いです。国立環境研究所の侵入生物に指定されています。農業にはかなり悪影響を与えているみたい。
 ただ、数年経つとまた状況が変わってくるかもしれません。

 勉強中のマイクロバイオーム、今はマーティン・J・ブレイザー『失われてゆく、我々の内なる細菌』(山本太郎訳、みすず書房)を読んでいます。
 第7章「現代の農夫たち」では、酪農において、抗生物質が家畜を太らせるために使われていることが指摘されています。

 最初は細菌の感染を防ぐために使われた抗生物質ですが、農家は抗生物質を投与した家畜が早く生育し、肉量が増えることを発見。今では「成長促進」のため抗生物質が大量投与され、その量は、アメリカ合衆国で販売されている抗生物質の70~80パーセントにのぼるといいます。

 ブレイザーさんは、主に2つの点を重視しています。
 ひとつは、家畜に起こることが人間に起こらないとはいえない点。つまり、現代人の肥満は抗生物質の多用に由来するかもしれないというのです。もっといえば、抗生物質によって家畜や人間の体内のマイクロバイオームが破壊・改変されることが肥満につながるのでは、と。
 もうひとつは、家畜に大量に使われる抗生物質が、肉や乳製品を通じて、人間の体内に入ること。特に、幼い子供への影響が心配されるといいます。

 マイクロバイオームの危機は、つまるところ抗生物質がむやみに使われている現代文明の問題のようです。
 我々としても、どういう場合にお医者さんにかかればいいのか。そして、治療を受ける際、必要最小限の抗生物質を使ってもらうためには、どうすればいいのか。かなり考えてみなければいけないように思います。


ホモ・サピエンス

2015-09-18 20:53:07 | 日記

 昨夜は蒲田の大田区民ホール・アプリコの小ホールで家族がらみのちょっと面白いコンサート。
 家内の友人(男性)と家内、それに息子が出演して、歌・詩の朗読・ピアノ演奏を披露するもの。
 手作りの、関係者主体の催し(入場無料)で、カンツォーネあり、金子みすず詞の歌あり、茨木のり子さんの詩の朗読あり、アルカン作曲のピアノ曲演奏ありと多彩な内容。私も裏方としてお手伝いしました。舞台での椅子運びが評判が良く、今後、機会があれば椅子運びとしても活躍したいと思いました。

 夜遅くなって帰宅。録画しておいた相撲を見ようとビデオを再生すると、服を着た人たち多数が取っ組み合いをしていました。
 相撲はルールを厳格に順守してなされる競技ですが、テレビに映っているたちはルールに従う気がないらしい。自分たちで定めた規則をきちんと守るというのは、ホモ・サピエンス(賢明なヒト)のホモ・サピエンスたる重要な性質ですが、それができないというのは困ったものです。

 相撲は中入り後半途中から録れていました。これまでの経験から、評判や期待を口にできないお相撲さんが、期待しているもう一人のお相撲さんと取って負けていました。この時点で、こんな取り組みを構えなくてもいいと思うんだけど……。

 今日は夕方、自転車で隣町のホームセンターへ。
 一昨日、チェックしてあった赤玉土を買って来ました。大玉と小玉、1袋ずつ。14リットル入りで税込み198円。おまけにポリシートもくれたので、大儲けした気分。あとはお天気さえ良くなれば。


白花曼珠沙華

2015-09-16 21:09:52 | 草花

 夕方、ポツポツと降り出した雨の中を隣町のホームセンターまで。特に用はなくても、散歩の目的地に選んでしまうんですよね。

 園芸用の土売り場を眺めていると、赤玉土(14リットル)が190円ぐらいの「お買い得品」になってました。欲しい!
 しかし、雨の中、これを担いで家まで歩く根性はありません。また出直すことに。

 その他、在庫処分の箱の中に、マルチプライヤーというんでしょうか、ナイフやヤスリや缶切りなどにもなるコンパクトサイズのプライヤーが400円程になって出ていました。ちょっと欲しい。
 でも、それぞれ単品の道具があるし、結局、重いので持ち歩かなくなりそう。これも諦めました。

 往復の途中、何か所かでシロバナマンジュシャゲを見ました。

 シロバナヒガンバナとも。
 単にヒガンバナの白いやつというわけではなく、ショウキズイセンとヒガンバナとの交雑種なんだとか。
 以前は目にする機会が少なかったのですが、最近はあちこちで見かけるようになりました。球根を植える人がいるんでしょうかねえ。

 国勢調査のネット回答用書類。昨晩、ブログを書いてから市役所の担当部署へメールを出したら、夜間にもかかわらず、すぐに返事が。「配布担当者と連絡をとり、明日には届けます」とのこと。
 その言葉どおり、今日、昼過ぎに郵便受を覗くと青い封筒に入った書類が投函されていました。さっそくインターネットの国勢調査サイトで回答を作成。チャッチャッと送信して、調査は終了しました。


ストリートビュー

2015-09-15 20:54:09 | デジタル・インターネット

 ひねもす家で仕事。明日から天気が下り坂だというから、ちょっと出かけたかったのになぁ。

 今日、いちばんのトピックはグーグルストリートビュー。
 仕事の参考のために覗いてみたんですよ。自分ちの前の通りを通ってゆくと、何と、庭の入口に私の姿が!
 顔はボカされてますが、ダサい服装などはあの日のまま。

 「あの日」というのは、今年4月の某日。庭で用を済ませて家に入ろうとしたら、前の道路をグーグルのストリートビュー車が通って行ったのです。
 「これは撮られたかな」と思い、以後、何度かチェックしたのですが、なかなかデータが変更されません。いつの間にか忘れていました。
 で、今日、見てみると、やはり!

 このデータはいつまでアーカイブに残るのかしらん。ある間はいつまでも、私は庭の入口でボーッと突っ立っていることになるですね。

 国勢調査が実施されるという。20日までがネットでの回答期限だというので、それをやってしまおうと思っているのですが、まだ回答用のIDとパスワードが配られてきません。どうなっとるのじゃ?


菊芋

2015-09-14 21:19:14 | 草花

 夕方、野川の岸辺を散歩しました。
 護岸上の遊歩道からは、ところどころで川岸に下りられるようになっています。

 今日は親水公園右岸の斜路を下ったのですが、そのいちばん下を塞ぐようにアオダイショウの死骸が横たわっていました。長さ1メートルあまり。岸を走ってきた自転車にでも轢かれたのでしょうか。
 そのままではあまりにも無残だし、後々、通りかかった人が困惑するので片付けることに。

 岸の片隅に木の棒で穴を掘っていたら、赤ちゃんを抱いたお母さんが、斜路の途中で立ちすくんでいます。散歩の途中、川に下りようと思ったのでしょう。
 「死んでますけど、気味悪いですよね」と声を掛けると、「ええ」と困ったような笑顔。「すぐ片付けますから」と言ったのですが、そのまま遊歩道の方へ迂回してゆきました。ま、無理もありません。

 死骸を埋め、土をかけて成仏を祈りました。せっかく大きくなっていたのに、気の毒なことです。

 この時期、野川の水辺近くにはあちこちでキクイモが咲いています。

 キク科ヒマワリ属の多年草。地中に大きな塊茎をつくるので、こう名づけられたそうです。
 最近、この花の香りを楽しむようになりました。ちょっと変わった匂い。タバコの香りに似ているのです。見つけた時には、試してみてください。