惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

曼珠沙華

2015-09-13 20:28:02 | 草花

 ヒガンバナ(マンジュシャゲ)が咲き始めました。

 例年より少し早いのは、先月下旬からの低温のせいでしょうね。

 まず花茎をニョキニョキと伸ばして花を咲かせ、花が終わってから葉が出てきます。そのため「葉見ず花見ず」と呼ぶこともあるそうです。
 ただ、この花はまず実をつけないんですよね。ごくたまに種がついても発芽することはないとか。その昔、中国から入ってきた種類が、染色体の多い3倍体だったせい。そのかわり、球根にしっかり栄養を蓄え、増えてゆきます。

 よくあぜ道に生やしてあるのは、球根が浮き上がらないように、根がしっかりと土を抱え込むので、土留めの役割をするせいだともいいます。
 秋、稲刈りの頃、あぜ道に赤い花が咲き誇るのはうれしいものです。その楽しみもあったのではないでしょうか。


地震

2015-09-12 20:38:50 | ニュース

 朝の5時49分には、まだ布団の中でした。でも、ほとんど目は覚めていて、揺れ始めから意識していたように思います。
 ズズズズーンときて、ガタガタガタと、わりと長く揺れました。

 あとで知ったのですが、我が街では震度5弱。東日本大震災の時と同じだったのではないでしょうか。
 ただ、あの時ほどに恐怖を感じなかったのは、強い揺れではあったものの、ユッサユッサと大きく揺れる感じではなかったからか。それとも、横になっていたせいか。
 結果的には、今回も、何の被害もなくてすみましたが。

 ただ、地震情報をくわしく見ると、「震度5弱」は、西つつじヶ丘。同じ市内でも市役所のあるあたりは「震度3」。かなり違います。どちらかといえば、市役所界隈の方が地盤は軟弱だと思うのですが。
 西つつじヶ丘は国分寺崖線が走っているので、その影響もあるのかしらん。現地の市立図書館分館では、建物が一部壊れ、本が何百冊も落下したとか。

 警戒されている首都直下型地震の規模は、今朝のやつの1000倍もあるとか。想像もつきませぬ。くわばら、くわばら。


キリン鳴く

2015-09-11 20:35:21 | 動物

 当地ではひさしぶりの青空が広がりましたが、しつこい雨は東北に移って被害を与えています。まいった。

 雨があがったので、午後は庭仕事。懸案の白菜植え付け準備をしました。

 コンテナで育てるので、そのための土を調合。まず、コンテナの底に赤玉土(大玉)と腐葉土を敷き詰め、その上に発酵鶏糞をバラ蒔きました。あとの大部分は、庭の黒土と堆肥と赤玉土(小玉)を、ほぼ3分の1ずつ。日頃からためている卵の殻を細かく砕いたものと、石灰、それに化成肥料を少し混ぜました。
 これでうまくゆくかどうか、自信はありません。まだまだ試行錯誤の途中で、いつになったら決定版となるやら。1年に1回しか試せませんからねえ。

 これは珍しいキリンの鳴声
 鳴いたのは、高知県立のいち動物公園のアミメキリン「イブキ」くん。昨年12月に生まれたオスで、一時的に親から離されたので鳴いたのだろうと、飼育係さんは話しているそうです。
 子供の頃のナゾナゾで、「キリンの鳴き声は?」というのがあって、答えがわからなかったことを覚えています。こんな声で鳴くんですねえ。いい鳴き声じゃん。


羊羹畑

2015-09-10 21:08:24 | 日記・エッセイ・コラム

 南北に細長く連なる雨雲が関東中央部にかかって雨がとめどなく降り続けました。鬼怒川など、決壊して大変な被害に。
 先日、NHKスペシャルでもやってましたが、本当に極端な気象現象が続発するようになりました。

 昨夕につづいて、今日の夕方も当地では西日が射し、東の空に虹がかかりました。
 見晴らしのよいところで眺めようと家を出ましたが、狐の嫁入りのような雨が降ったりして、雨宿りをしているうちに虹は消えてしまいました。

 橋の上から見た、野川の夕暮れ。もう少し前には、空が金色に輝いて本当にきれいだったのですが。

 明日からはようやくお天気が回復するとか。
 滞っていた庭仕事にかかれそうです。白菜の苗を夜中に齧る虫がまた出てきました。早く、植えつけるようにしなくては。

 どうでもよいことですが、朝、変な夢を見ました。

 山腹の畑で羊羹が育っているのです。茶畑のような感じの細長い畝に、巨大な羊羹が艶々と輝いています。
 私は手に持ったスプーンでその表面をこそげ、食べながら歩いてゆきました。
 とそこへ、畑の持ち主らしい老人が出現。見つかっては大変! 私は必至で逃げだしました。

 特に羊羹が食べたいわけではないと思っているのですが……。


しの字嫌い

2015-09-08 20:47:07 | 演芸

 雨の中、荷物を自転車にくくりつけて、宅配便の集配所へ。もちろん、傘差し運転ではありません。自転車用のポンチョを着てゆきました。
 荷物にも、濡れないようにビニールシートをかぶせなきゃならないし、もう大変。早く晴れてくれぇ。

 夕食後の演芸タイムは初代・金原亭馬の助「しの字嫌い」。
 ゲン担ぎで「し」のつく言葉を使わないことがあるという。旦那は、奉公人の清蔵の言葉遣いが悪いので、それを正すため、「し」の字を使うとご飯を食べさせないと言い渡す。その代わり、旦那の方が「し」を使うと、お金でも何でも、そこらにあるものをやろう、と。
 言葉を正す教育というより、意地悪ゲームのようなものですな。旦那は清蔵が「し」と言うように、あれこれ策を巡らすものの……。

 ついつい使ってしまいそうになるのを、「あぶない、あぶない」と、2人が踏みとどまりながら話をすすめてゆく、そのスリルとバカバカしさ。ついつい引きずり込まれてしまいます。どうでもいいことにムキになるのは、落語の定番。
 馬の助師匠の、田舎者言葉は豪快で、傍若無人な感じが出てていいですね。ただ、この人のしゃべりだと、あまりややこしい性格の人物は描写しづらかったのかも。いつかテレビで観たことがあるような気がします。