惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

国会答弁

2017-05-26 21:42:03 | ニュース

 また妙なのが出てきました。

 安倍首相の「『そもそも』には、辞書で念のために調べたら、『基本的』という意味もあるんですよ」という国会での発言がありましたが、それに関連する質問主意書に対し、「首相が自ら辞書を引いて意味を調べたものではない」という答弁を閣議決定したというのです。

 整理しておきましょう。

 上の総理発言は、4月19日、衆院法務委員会におけるもの。
 これに対して、民進党の初鹿明博議員は4月25日に、「『そもそも』の意味として『基本的に』と記載している辞書に関する質問主意書 」を提出、「一.そんな辞書は見つからなかったが、本当に調べたのか? 二.調べたのなら、どの辞書か」と訊ねた。

 これに対する、5月12日の政府の答弁は、次のようなものでした――

一及び二について

 例えば、平成十八年に株式会社三省堂が発行した「大辞林(第三版)」には、「そもそも」について、「(物事の)最初。起こり。どだい。」等と記述され、また、この「どだい」について、「物事の基礎。もとい。基本。」等と記述されていると承知している。

 『大辞林』の2つの項目を合体させて、「そもそも」=「基本的に」と強弁しています。

 納得しない初鹿議員は、この答弁のあった5月12日当日に「『そもそも』の意味として『基本的に』と記載している辞書に関する再質問主意書」を提出。「つまり、『そもそも』の意味として、直接『基本的に』との記述がある辞書は存在しないということで良いのか」と問いました。

 で、今回の答弁なのですが、そもそも、これは再質問に対する答えなのか、それとも、もとの4月25日の質問に対する答えなのか、よくわかりません。
 すなおに読めば、最初の答えが的外れで、答えになっていなかったので、今回のものになったと受け取れそうです。

 つまり、今度の答弁は、初鹿議員の最初の質問の第一項への答えとなります。
 すると、今度は初鹿議員の再質問に対する答えが宙に浮いてしまいますねえ。そんな辞書がないとは、どうしても言いたくないのでしょうか。

 こんなやりとりを国会でやってて、いいんですか? 質問主意書を提出したくなります。


苺食べ放題

2017-05-25 20:48:43 | 園芸

 朝、庭に出ると、まずイチゴのプランターを見ます。
 鳥除けネットにも、その上に被せた黄色いプラスチックシートにも異常なし。

 日中はシートを外しておくので、どけようとすると、「あれ?」。すぐ脇に、ダンゴ虫除けのためにイチゴを包んでおいたメッシュの小袋が。
 「こんなところに置き忘れていたっけ」と思いながら、他の袋を見てみると……。

 ないのです。赤くなったイチゴを包んでおいた袋が、元の果柄の先になくて、根元に散らばっていたりします。今朝は3~4個収穫できると見込んでいたのに、熟れたイチゴは1個も残っていません。食い潰された跡だけが残って……。

 どうやらカラスが鳥除けネットの隙間を押し広げ、内側に入って「食べ放題」を満喫していったようです。私の完敗です。ここ数日、訪れる気配がなかっので安心していたのに、ガックリ。

 ネットの隙間を塞ぎ、さらに様子を見ることにしましたが、何日かはイチゴが熟れそうにないので、効果のほどはわかりません。さあ、どうなる?


「アンチェインド・メロディー」

2017-05-24 21:52:51 | 

 パッツィ・クラインの歌が気に入っていて、よく聴いていることは、前に書きました。
 今日は、そのパッツィの再来といわれたリアン・ライムズの歌をユーチューブで聴いていて、彼女が「アンチェインド・メロディー」をカバーしていることに気づきました。

 私がこの曲を知ったのは、ライチャス・ブラザーズがヒットさせた時。1965年です。ライチャス・ブラザーズは、当時、アルバムも持っていて、ライナーノートでこの曲の由来も読んだはずなのですが、すっかり忘れてしまっていました。
 で、今日、リアン・ライムズを聴いて、もともとは誰のどんな曲だったのか、興味を覚えました。するとユーチューブに「 The origin and history of Unchained Melody 」というビデオが上げられていて、簡単に、その来歴を知ることができたのです。

 もともとは映画のテーマ曲だったのですねぇ。映画のタイトルが『 Unchained 』なので、歌のタイトルがこうなった。いや、歌詞だけだと、なぜこんなタイトルの曲なのか、腑に落ちないのですよ。

 しかし、色々なバージョンの「アンチェインド・メロディー」があるんですね。ヴィト&サルテーションズのドゥアップ版には驚きました。

 あれこれ聴いてみて、いちばん印象が強いのは、やはりライチャス・ブラザーズのもの。プロデュースしたフィル・スペクターの劇的な音づくりが効いています。フィル・スペクター、偉い!
 蛇足をいえば、フィル・スペクターが学生時代に結成して「会ったとたんに一目ぼれ」のヒットをとばしたテディ・ベアーズも、この曲を吹き込んでいます。リード・ボーカルのアネット・グラインバードの歌がたどたどしくて、ライチャス・ブラザーズのと同じ曲とは思えないほどですが、なぜか忘れられなかったりします。


宮古かまぼこ

2017-05-23 21:23:56 | 食・レシピ

 息子が宮古島のお土産にかまぼこをもってきてくれました。宮古そばにも必ず入っている、平たい揚げかまぼこ。

 高知では、これ、「てんぷら」というんですよね。
 普通には「さつま揚げ」。愛媛県宇和島地方の「じゃこ天」もお仲間ですね。

 この宮古かまぼこ、材料は何でしょう? 白身で、シコシコと歯応えがある。スケトウダラかなあ。高知のてんぷらだと、エソなんかをよく使います。

 普通の蒲鉾やちくわ(これも蒲鉾の一種)は、すり身を蒸してありますが、てんぱらやさつま揚げ、宮古かまぼこなどは油で揚げてある。日本の南の方で発達したレシピなんでしょうかねえ。
 なんにせよ、大変美味しい。好物です。


キウイフルーツ

2017-05-22 21:17:57 | ことば

 昨日につづいて、今日も暑い。最高気温 29.6℃(隣町アメダス)。

 夕食のデザートはキウイフルーツ。
 最近はすごく甘いサンゴールドも食卓にのぼりますが、今日はグリーンキウイ。よく熟して、これはこれで、とても美味。

 この果物を初めて食べたのは、高知でサラリーマンをしていた1975年頃だったと思います。会社が退けた後、知り合いの家を訪ねる途中で大橋通の果物屋さんを覗いたら、見慣れぬ緑色の果実が。グリーンキウイの切り口を見せて、売っていたのです。
 珍しいし、面白そうだったので、1個買い、知り合い宅で分けあって食べたのでした。味よりも、見た目が楽しいなと思ったものでした。
 その後、すっかりお馴染みになり、味も好きになりました。

 ところで、この果物、発音は「キューイフルーツ」になってたりしません? 我が家ではそうです。
 でも、表記は「キウイ」または「キーウイ」。たぶん、みんな「キューイ」と言っていると思うんだけどなぁ。

 英語表記の「kiwi」に引かれてこうなっているんでしょうね。昔、蝶々を「てふてふ」と書いたようなものでしょうか。
 ま、いいんですけどね。
 でも、口語の表音表記原則からズレているので、少し気になります。