パッツィ・クラインの歌が気に入っていて、よく聴いていることは、前に書きました。
今日は、そのパッツィの再来といわれたリアン・ライムズの歌をユーチューブで聴いていて、彼女が「アンチェインド・メロディー」をカバーしていることに気づきました。
私がこの曲を知ったのは、ライチャス・ブラザーズがヒットさせた時。1965年です。ライチャス・ブラザーズは、当時、アルバムも持っていて、ライナーノートでこの曲の由来も読んだはずなのですが、すっかり忘れてしまっていました。
で、今日、リアン・ライムズを聴いて、もともとは誰のどんな曲だったのか、興味を覚えました。するとユーチューブに「 The origin and history of Unchained Melody 」というビデオが上げられていて、簡単に、その来歴を知ることができたのです。
もともとは映画のテーマ曲だったのですねぇ。映画のタイトルが『 Unchained 』なので、歌のタイトルがこうなった。いや、歌詞だけだと、なぜこんなタイトルの曲なのか、腑に落ちないのですよ。
しかし、色々なバージョンの「アンチェインド・メロディー」があるんですね。ヴィト&サルテーションズのドゥアップ版には驚きました。
あれこれ聴いてみて、いちばん印象が強いのは、やはりライチャス・ブラザーズのもの。プロデュースしたフィル・スペクターの劇的な音づくりが効いています。フィル・スペクター、偉い!
蛇足をいえば、フィル・スペクターが学生時代に結成して「会ったとたんに一目ぼれ」のヒットをとばしたテディ・ベアーズも、この曲を吹き込んでいます。リード・ボーカルのアネット・グラインバードの歌がたどたどしくて、ライチャス・ブラザーズのと同じ曲とは思えないほどですが、なぜか忘れられなかったりします。