惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

「アンチェインド・メロディー」

2017-05-24 21:52:51 | 

 パッツィ・クラインの歌が気に入っていて、よく聴いていることは、前に書きました。
 今日は、そのパッツィの再来といわれたリアン・ライムズの歌をユーチューブで聴いていて、彼女が「アンチェインド・メロディー」をカバーしていることに気づきました。

 私がこの曲を知ったのは、ライチャス・ブラザーズがヒットさせた時。1965年です。ライチャス・ブラザーズは、当時、アルバムも持っていて、ライナーノートでこの曲の由来も読んだはずなのですが、すっかり忘れてしまっていました。
 で、今日、リアン・ライムズを聴いて、もともとは誰のどんな曲だったのか、興味を覚えました。するとユーチューブに「 The origin and history of Unchained Melody 」というビデオが上げられていて、簡単に、その来歴を知ることができたのです。

 もともとは映画のテーマ曲だったのですねぇ。映画のタイトルが『 Unchained 』なので、歌のタイトルがこうなった。いや、歌詞だけだと、なぜこんなタイトルの曲なのか、腑に落ちないのですよ。

 しかし、色々なバージョンの「アンチェインド・メロディー」があるんですね。ヴィト&サルテーションズのドゥアップ版には驚きました。

 あれこれ聴いてみて、いちばん印象が強いのは、やはりライチャス・ブラザーズのもの。プロデュースしたフィル・スペクターの劇的な音づくりが効いています。フィル・スペクター、偉い!
 蛇足をいえば、フィル・スペクターが学生時代に結成して「会ったとたんに一目ぼれ」のヒットをとばしたテディ・ベアーズも、この曲を吹き込んでいます。リード・ボーカルのアネット・グラインバードの歌がたどたどしくて、ライチャス・ブラザーズのと同じ曲とは思えないほどですが、なぜか忘れられなかったりします。