惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

カプセル白菜

2021-02-12 20:30:17 | 園芸

 ベランダのコンテナで育てていた白菜は芯の部分がネズミに齧られ、クレーターのようになっていました。
 二度ほどやられ、そのままでは育つことができないので、ちびた葉にペットボトルの底を抜いたのを被せてありました。

 そのまま中で葉が茂って、今朝はこんな状態に。

 ギチギチに詰まっていて、いかにも窮屈そう。
 放っておけば、そろそろ薹も立つだろうと思い、付け根のところで切って収穫しました。

 ペットボトルの「カプセル」から取り出すと、おおっ! それなりに白菜の格好になっているではありませんか。

 ほとんどが青い葉で、白い部分がほとんどありませんが、夕食の時、調理して食べてみると、そんなに固くなく、良い味でした。
 ネズミにやられず、順調に育っていればどんなに美味しかったかと思うと、やはり悔しい。
 でも、これも面白い経験ではありました。


「雨の日のブルース」

2021-02-11 21:18:40 | 

 「京都の恋」(1970年5月発売)、「京都慕情」(1970年12月〃)とベンチャーズの曲でヒットを飛ばした渚ゆう子さんが次に歌ったのは、筒美京平作曲の「さいはて慕情」(1971年3月発売)、そして「雨の日のブルース」(1971年8月〃)でした。

 この「雨の日のブルース」を最近、聞いて、「ああ、これだった!」と思いました。
 歌詞の一部――「暗いブルースをくちずさみ」というところがたまに頭の中で鳴って、でもそれが何の歌だったのか思い出せなくてじれったい思いをすることがあったのです(詞は橋本淳)。

 歌の記憶は消えにくく、あまり似たようなことはないのですが、それでもたまにはあります。

 渚ゆう子さんの曲は、あまり聞く機会がなくなってしまったので、どこかに埋もれかけていたのでしょう。あらためて聞くと、どの曲もいいですねぇ。
 小さい頃に沖縄民謡を習い、歌手デビューしてからはハワイアンを浜口庫之助さんから教わったとか。独特のうねるようなリズム感には両方の要素が入っているのでしょうか。艶と張りのある声が素晴らしい。


怪鳥?

2021-02-10 21:04:37 | 季節

 『SFが読みたい! 2021年版』(早川書房)が届く。

 作品投票に私も参加しています。が……。
 国内作品についてのコメントで、まっさきに牧野修さんの『万博聖戦』の名を挙げました。ですが、これ、発売日が昨年11月15日なので、投票範囲外なんですね。今頃になって気づき、ガックリ。
 来年の投票でまた取り上げなくては。著者および関係者の皆さん、ごめんなさい。

 夕方の散歩で、日没後の富士山方面を撮った写真。

 雲の形と色がなんともいえなくて。
 伸びてゆく白い飛行機雲が、巨大な鳥のくちばしから吐き出された光線のようにも見えます。きれいだったなあ。

 〈ナンクロメイト〉3月号、発売中です。担当の新刊紹介欄で次の3冊を取り上げています――

  • 樹村みのり『冬の蕾 ベアテ・シロタと女性の権利』(岩波現代文庫)
  • ジャンニ・ロダーリ『緑の髪のパオリーノ』(内田洋子訳、講談社文庫)
  • 橋元淳一郎『空間は実在するか』(集英社インターナショナル新書)

 樹村みのりさんのマンガが岩波の文庫に入るとは!
 伝記ですが、マンガだと読みやすく、しかも情報量が多い。素晴らしい作品です。


パプリカ

2021-02-09 20:17:51 | 園芸

 パプリカを室内で育てています。

 もともとコンテナで育てていたのが、秋になっても元気いっぱいなので、部屋の中なら寒さをしのいで冬越しできるかもと考えました。
 期待に応えて、ずっと青々としたまま。
 花が咲き、実もつぎつぎと生って、時間をかけて色づいてきました。

 ここまで来れば、春まで生き延びてくれると思います。
 そうなれば、2年目の木を育てることができる。楽しみです。


続・階段

2021-02-08 21:07:55 | まち歩き

 今朝はネズミの被害なし。毎朝、ベランダへ出る時、ドキドキします。

 午後、先週の日曜につづいて、初台あたりをぷらぷら。
 高低差のあるところで、階段探しをしました。

 幡ヶ谷駅から代々木上原へ向かってだらだらと下る坂道があり、その坂を下りきる手前、左手に急坂があります。代々木中学のある高台に向かって上る細道ですが、そこが良い階段になっていました。

 写真は上から見下ろしたところ。

 幅2.5メートルぐらいでしょうか。中央に鉄の手摺りが設けられていて、半分は階段、半分は舗装した坂道となっています。
 細く長く伸びた階段と、両側の石壁の風情がいい感じ。

 上の高台は初台あたりから代々木八幡へ向かってぐんと突き出した稜線。先端近くにはベトナム大使館がありました。高級住宅地なんですね。