金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

湖南の二つの美術館から

2005年07月18日 | 旅行記

先週末実家のある京都に帰ったが少し時間があったので、弟のプリウスを借りて湖南地方の二つの美術館に出かけた。sagawa 二つの美術館というのは守山にある「佐川美術館」と信楽町にある「MIHO MUSEUM]である。実家(左京区岩倉)からは途中越えから琵琶湖大橋を使って1時間弱で守山に到着。佐川美術館http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/では平山郁夫を常設展に加えて佐藤忠良氏の絵本原画展をやっていた。美術館の入場料は1,000円である。左の写真は美術館横の浅い水面に佐藤忠良氏の彫刻「蝦夷鹿」を浮かべたものだが、湖の国のイメージが良く出ている。水面(ミナモ)を渡る風も涼しいと言いたいところだが、実際はうだる様な暑さだ。こういう暑い日の過ごし方としては美術館巡りはお勧めである。さてここから30km程離れた信楽町のMIHO MUSEUM http://www.miho.or.jp/へ車を走らす。途中駅の道「こんぜの里」で昼飯にざるソバを食べる。500円也。味の良し悪しは別としてまあ安い。この界隈には湖南アルプスのハイキングコースがあるが、こう暑くては歩く人も稀であろう。「こんぜの里」からは10分程度でMIHO MUSEUMに着く。ここは宗教法人「神慈秀明会」の本拠地があるところでMIHO MUSEUMも同法人がスポンサーになっている。美術館には駐車場から徒歩7分かかるという広大な敷地があるが、今日は余りに暑いので駐車場=美術館を巡回する電気バスに乗る。美術館のこの時期の催し物は「 芹沢銈介展」である。不勉強にして 芹沢銈介氏を今まで知らなかったが「型絵染」を中心にじっくり作品を見ることが出来た。

常設展は古代ギリシア、オリエント、中国、インド等の彫刻・仏像等である。一点一点は素晴らしいものも多いと思うが、古代文明という時間と空間の巨大な広がりの中で文物を蒐集するということ自体何かはかない行為の様な気がしてきた。しかしこの辺りの緩やかな山なみの広がりとさえずり渡る鳥の声は素晴らしい。本来歩いて駐車場へ戻るべきなのだが余りに暑いので又電気バスを利用してしまう。

実家に帰る前に「紫香楽宮」shigaraki 跡(写真)に寄ってみた。近時この地で大仏を作った等の意見も出ているようだが、宮跡にはおとづれる人も風もなかった。

この様にして湖南の2つの美術館を巡る半日の旅は終わったのだが「信楽の焼き物巡り」(私は過去に行ったことがあるので今回は一見に留めたが)等加えるとちょっとした小旅行になるだろう。

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瑠璃玉薊

2005年07月18日 | うんちく・小ネタ

ruritama 先日前の会社の女性達と食事をする機会があり、送別記念とかで左の写真の花束を頂いた。写真は花束を頂いてから数日経って撮ったものだから大分葉の痛みが目立つが貰った時は本当に鮮やかだった。特に青い丸い玉は珍しかったので花の名前を聞いてみると「瑠璃玉薊(アザミ)」という答が返ってきた。加えて「野草ぽっくて僕の雰囲気に合う」というコメントを付けて。

ところで瑠璃玉アザミ、別名エキノブス、花期は7~8月。花言葉は、権威・鋭敏ということだ。なおアザミという名前が付いているが春の野に咲く棘のあるアザミとは種類が違う様だ。さもあらばあれ大事にしたい花であるが水揚げ力が弱い様で早、枯れ気味である。楽しい思いでも長続きしないということの象徴だろうか?

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エスカレータの片側ルース

2005年07月18日 | 健康・病気

先週大阪と京都に仕事と私用で帰っていた。大阪のエスカレータで思ったことは、東京と追い越し車線が逆だということである。つまり東京では急ぐ人のためにエスカレータの右側を空け急がない人は左に立つ。ところが大阪ではその逆。急ぐ人は左側を駆け足で登っていく。ところで京都駅のエスカレータを見ていると右側を急ぎ用に使っている。つまり東京スタイル。ただしこの一例を持って京都は東京スタイルと言って良いかどうかわからない。つまり偶々東京から来た人が東京スタイルでエスカレータを利用していただけかもしれない。

エスカレータの左立ちと右立ちの境界線が日本列島の何処にあるのか知りたいものである。

というような話を家内にしたところ、家内は「エスカレータの片側ルール自体が身体障害者の方に大変は負担になっている」という。つまり体の事情では左右どちらか片側にしか立ち辛いのである。高々エレベータ位駆け上がっても大した時間にもならないので「片側空けルールそのものを辞めて欲しい」という声も相当あるそうだ。

ところで身体障害者のことを一般的には"handicapped"というが、最新の英語の表現は”physically challenged"というらしい。これはある本で読んだことだが、念のためにネット上の権威ある英々辞書"http://dictionary.reference.com/"に当ってみたが正しい様である。

脱線したが英語はどんどん変化していく言葉であり最新の用法を知るためには、良い英々辞典を使う他ない。http://dictionary.reference.com/は便利なサイトである。

いずれにせよphysically challenged という言葉は美しい言葉である。身体障害者という日本語も美しい言葉に置き換えられるべきである。

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