ワーゲンゴルフからホンダ・フィット(ハイブリッド4WD)に乗り換えて1カ月たった。この間戸隠と丸沼高原に2回ロングドライブをして走行距離は約1千キロメートル。フィットに乗り換える前の年間走行距離は3千キロメートル位だったから短期間にかなり走らせたことになる。ドライブに適した季節だったこともあるが、フィットのセンシングを使って高速道路を楽に運転できたことも走行距離が伸びた理由の一つだ。
高速道路で使う機能はACCとLKASだ。ACC(Adaptive cruise control)は直訳すると適応走行制御だが、日本語の正式名称は「定速走行・車間距離制御装置」だ。つまり時速100㎞なら100㎞に設定した速度で走り続ける機能に、前走する車の速度が低下した場合、自動的にブレーキをかけ車間距離を保つ機能を加えたものだ。
LKAS(Lane Keep Assist System)は高速道路走行中に、車線に沿って車が自動的にハンドルを切っていく仕組みだ。ただしハンドルから手を放すと停止する(らしい)。
このLKASとACCを使うとハンドルに軽く手を添えているだけで一定速度で走り続けることができるので、高速道路が空いている時の運転は非常に楽になる。
さて表題で「フィットは小さいから良い車」と書いた。その意味は小さいので細い道の走行が楽だ、という意味だ。
ロングドライブで疲れるのは、高速道路ではなく、高速道路を降りてから自宅まで戻る一般道の走行である。
自宅に戻るのに小金井街道のような幹線道路を通ると渋滞に巻き込まれることが多いので「抜け道」を使うことがあるが、これが本当に狭いので小さい車は助かるのである。
ゴルフに較べるとフィットは少し小さい。その少しの小ささが抜け道走行をかなり助けていると最近では感じ始めている。
一方小さい車はホールベースが短いので一般的には乗り心地が悪くなる。フィットはゴルフに較べて乗り心地はゴツゴツしたところがあるが、一つの理由はホイールベースの違いによるのだろう。操作性を考えると我慢せざるを得ないのかもしれない・・・
車両価格が違うゴルフとフィットの比較を行うつもりはないが、歳を重ねて楽な運転を最優先に考えるようになってきた私にとってフィットは良い選択だったと思っている。