今日(3月15日)読んだCNBCにこの6年間連続で世界一幸せな国にランクされるフィンランドでよく使われている4つのフレーズが紹介されていた。
その一つが「誰もが自分の幸せの鍛冶屋である」というものだ。この諺の起源は古代ローマにさかのぼるらしいが、フィンランドでは長い間非常に有名な諺ということだ。
一人一人はそれぞれの人生に責任を持たなければならない。しかし調査の結果「我々は何者であるか?」は、「我々は人生で何を成し遂げられるか?」は、そして我々の幸福は、しばしば我々を取り巻く人の総和であることが分かった。
つまり人生の行き着く先は、往々にして我々がどれだけのサポートを得られるかによって決まるといえる。
この記事を書いているフィンランドの女性心理学者はこの諺を「誰もが皆自分の幸せのセンターフォワードである」と言い換えることを好むと述べていた。
フィンランドで一番人気のあるスポーツ・アイスホッケー。そこであなたがセンターフォワードだとしよう。あなたは得点をあげる努力をしなければならない。しかしもしウイングやディフェンダーがパスを回してくれないとあなたは取り残されてしまう。成功するためには自分の努力とともにコミュニティのサポートが必要なのである。
私はこの知見を分かりやすく「人生の行き着く先は家族や仲間のサポートで決まる」と言い換えた。自分の人生が家族や仲間のサポートで決まるのだすれば、大切な家族や仲間のために幸せにつながるパスを回すのはあなたの大切な役割だということだ。
記事に出ていたフィンランドでよく言われる諺の残りを紹介しておこう。
Who has happiness should hide it.「幸せは隠すもの」
The pessimist will never be disappointed.「悲観論者は決して失望することはない」
Some have happiness, everyone has summer.「ある人には幸福があり、すべての人に夏がある」
人生には晴の時もあれば雨が降る時もある。他人の幸福を羨むことはない。夏はいつかすべての人に訪れる。