WSJにTo find winning stocks, investors often focus on the laggards. They shouldn't.という記事がでていた。
投資家はしばしば出遅れている銘柄に注目するがそれは間違いのもとだと記事は指摘する。
なぜなら株価が低迷している銘柄には、その理由~つまり売上や利益の低迷、マーケットシェアの失地、運用会社のポジション削減など~がある。
Investor's Business Dailyの数十年にわたる調査によると、出遅れ銘柄が相場のリーダーになることはない。相場のリーダーになるのは、既に市場平均に較べ株価が上昇している銘柄だ。
株価が市場平均に較べどれ位上昇しているか?という相対的な強さはRelative Storength(RS) Indexで表示される。RSの範囲は1-99で99が最強だ。
記事はRSの使い方として、RSが80以上の銘柄に注目すべきだという。
ただしRSが高い銘柄への投資が常にベストの投資とはいうことができない。(もしRSだけで勝負が決まるのであれば誰でも投資に成功する!)
投資家は高いRSを持ちつつも、限られた範囲内で価格が下落しているような銘柄をピックアップするべきだと記事は述べている。なぜならそのような銘柄は反発する可能性が高いからだ。
記事はケーススタディとしてNvidiaやAlphabetの株をあげていた。
株式投資で常時勝ち組を見つけることは簡単ではない。しかし負け組に投資することは避けることができそうだ。
それは割高そうに見えても値上がりしている株に着目しておき、押し目を拾うということだろう。