昨日(6月24日)の米国株は、ダウが260ポイント(0.67%)上昇する一方、ナスダックは192ポイント(1.09%)下落。S&P500は16.75ポイント(0.31%)下落した。
ナスダックが下落した最大の要因は、Nvidiaが6%以上下落したことだ。先週一時的に時価総額で世界一になった後、Nvidia株は下落が続いている。
Nvidiaを中心にIT株が売られ、エネルギー関連や金融株が買われた。
CNBCには「ハイテク株が売られエネルギー株などが買われるのは、健全なローテーションだ」というストラテジストの声が紹介されていた。
今年の相場は、人工知能と連銀の政策金利引き下げ期待が牽引してきた。
金利引き下げについては、年内1回説と2回説がしのぎを削っている状態で、
今週発表される個人消費支出データが注目される。5月のPCE物価指数の予想は2.6%で、4月の2.8%より鈍化すると予想されている。
インフレが本当に鈍化傾向を示すかどうかが、投資家の注目するところだ。
もしインフレが鎮静化の傾向にあれば、IT銘柄からエネルギーや金融へのローテーションは健全なローテーションといえるかもしれないが・・・