金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

アップル、iPhoneのAI活用を宣言

2024年06月11日 | 投資
 昨日アップルはWorldwide Developers Conferenceで、人工知能レースに参戦することを宣言した。アップルはオープンAIと提携して、ChatGPTを利用して複雑な質問に応えたり、メッセージを作成する機能を年内にも提供する予定だ。
 新しい仕組みは、Apple Intelligenceと呼ばれる。
 アップルはプライバシーを重視して、ほとんどの処理をデバイス上で行い、必要なデータのみをプライベート・クラウドに送信すると述べている。
 この日アップルの株価は2%下落した。
 株価の下落がApple Intelligenceに関係しているのかどうか私は判断材料を持ち合わせていないが、WSJは「アップルは戦うべき戦争とそうでない戦争をしっている。人工知能レースはアップルにとって戦うべき戦争ではない」というあるアナリストのコメントを紹介していた。
 つまりアップルは人工知能をオープンAIなどの開発業者に任せ過ぎということだろう。
 株価下落はアップルのAIレース取り組み姿勢に対する失望の表れかもしれない。
 
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人が最後に後悔する5つのこと

2024年06月11日 | ライフプランニングファイル
 よく読んでいるCNBCにTop 5 regrets people have when they dieという記事がでていた。CNBCは世界最大の金融・ビジネスチャンネルだが、時々人生訓的な話を載せている。働いてお金を稼ぐにしろ、投資でお金を稼ぐにしろ、何のためにお金を稼ぐのか?ということが人生では大事なことだとCNBCの編集者は考えているのだろう(と考えたい)。

記事の中心は元ケアワーカーのBronnie Wareという人が書いた"The Top Five Regrets of the Dying"という本の話だ。著者は死んでいく人から頻繁に聞いた5つの言葉を紹介している。
  • 自分らしい人生を送る勇気があったならよかった。他人が期待する人生を送るのではなく。
  • もっと働きすぎなければよかった。
  • 自分の感情を表現する勇気があればよかった。
  • 友達と連絡を取り続けていればよかった。
  • 自分をもっと幸せにしていたらよかった。 
記事はビル・ゲーツが北アリゾナ大学の卒業式のスピーチで「自分は働き過ぎだった。父親になるまで『仕事以外にも人生がある』ということに気づかなかった。・・・必要なときには休みを取りましょう」と述べたと紹介していた。
 今日本では政府が70歳まで働こうという旗を振っている。
 働くことがシニアの自己実現につながるのであれば、自己満足は高まるだろうが、さもなければ人生の最後での後悔を増やすことになりかねない。
 破綻しつつある年金制度のツケが人生最後の後悔を招くとすれば、悲しいことである。
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