昨日(6月25日)アマゾン株は3.9%高と急上昇し、時価総額2兆ドルとなった。アマゾンの株高などハイテク株の上昇で、ナスダックは0.5%上昇し、S&P500は0.2%アップ。ダウは0.1%下落した。このところダウとナスダックはシーソーのような関係で、一方が上がれば一方が下がるといった現象が起きている。
そして株式市場全体としては、ボラティリティの低い相場が続いている。
WSJによるとS&P500は、過去338日間1日で2%以上下落した日はない。
これは2018年以降最長の記録ということだ。
アマゾンという会社はユニークな会社である。オンライン小売業の巨人で、この分野ではウォールマートなど大手小売業と競り合っている。
一方利益の大きな部分は、AWSというクラウドサーバー部門で叩き出している。AWSは人工知能でクラウドサーバーの利用が増えるので、今後のアマゾンの利益について強気の見通しを持っている人は多い。
マイクロソフト、アップル、Nvidia、アルファベットについで5番目に時価総額2兆ドルクラブ入りアマゾン株は今年27%上昇している。
さらにアナリストの平均予想は向こう12カ月で14%程度(現在の株価193.61ドルが221.73ドルへ)上昇するというものだ。
息の長い上昇相場が続くためには、神輿の担ぎ手が多いに越したことはない。アマゾンの2兆ドルクラブ入りは大歓迎だ。