金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

9月の政策金利引き下げ可能性は90%

2024年07月27日 | 投資
 昨日(7月26日)米国商務省が発表した6月の個人消費支出インフレ率は、事前予想どおり前年比2.5%だった。また食糧・エネルギーを除いたコアインフレ率も予想どおり2.6%だった。
 連銀金利を予想するFedWatchツールによると、9月に連銀が政策金利を0.25%引き下げる見込みは90%で変わらないが、今月政策金利を下げるだろうという予想は1週間前の4.1%から6.7%へ若干増加した。
 株式市場ではこのインフレ統計に加えて、今週は売られ過ぎたというセンチメントも広がり、大幅に反発した。ダウは1.64%、S&P500は1.11%、ナスダックは1.03%上昇した。
 
 

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トランプ、ハリス選挙戦、WSJ世論調査では互角

2024年07月27日 | ニュース
  •  WSJに7月26日付でHarris erses Trump's lead,WSJ poll finds(ハリスはトランプのリードを消す。WSJ世論調査で判明)という記事が出ていた。一般的にWSJはやや共和党寄りと言われていることを頭の隅におきながら読んでみた。
  • トランプVSハリス2人対戦では、トランプ氏が49%、ハリス氏が47%でトランプ氏がリード。ただし3.1%の誤差の範囲内だ。トランプ氏はバイデン大統領が選挙戦から撤退し、ハリス氏支持に回るまで6%リードしていた。
  • ロバート・F・ケネディ・ジュニアや他の候補者を含めた投票テストではハリス氏が45%、トランプ氏が44%を確保した。
  • 民主党と共和党の世論調査委員は共同で世論調査を行った。民主党の世論調査委員は「7月初旬では民主党員の僅か37%がバイデン氏に熱狂的だったが、現在では81%がハリス氏に熱狂的だ。これは驚くべき変化だ」と述べている。
 ハリス氏はまだ正式に民主党の大統領候補に指名されたはいないが、指名されることは間違いないだろう。
  • ただし共和党の世論調査委員のリー氏は「ハリス氏と民主党は過度に楽観的にならないように」と警鐘を鳴らしている。前回の選挙では、7月時点ではバイデン氏がトランプ氏を9ポイントリードしていたが、実際の投票結果は大激戦になった。それを考えるとトランプ氏ははるかに良いポジションにいるというのがリー氏の主張だ。
  • 一般投票の得票差がそのまま選挙結果に結びつかないのが、米国大統領選挙の特徴だ。2016年の選挙でヒラリー・クリントン氏はトランプ氏を300万票近く上回る一般投票を得たが、選挙人投票ではトランプ氏が勝った。
  • 世論調査によると、トランプ氏は移民、経済、外交問題等でハリス氏より能力があるとみられる一方中絶問題ではハリス氏が優位に立っている。
  • ハリス氏の課題は、だれを副大統領候補に指名するかということだ。党内の手続き上8月7日までに副大統領候補を指名する必要があり、アリゾナ州上院議員のマーク・ケリー氏(元海軍戦闘機パイロット・宇宙飛行士)の名前が下馬評に上がっている。
 高齢のバイデン大統領からハリス氏にバトンが渡って、ハリス・トランプ両候補が世論調査では一線に並んだ米大統領選挙。
 世論調査では、有権者の51%はトランプ氏の大統領としての仕事を評価し、ハリス氏の副大統領としての仕事については有権者の50%が支持しなかった(共和党世論調査員の指摘)。一方大統領にふさわしい気質についてはハリス氏に対する評価が46%でトランプ氏の38%を上回った。
 
 
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